「天気が悪かったらどうなる?」
「オーロラハンティングって実際どんな感じ?」
──初めてだと、ここがいちばん気になりますよね。
私も不安なまま、トロムソのオーロラツアー当日を迎えました。
その日のトロムソ市内は、どんよりとした厚い雲に覆われて雨模様。
正直「この天気じゃ無理かも…」と思っていました。
それでも、少人数のハンティング型ツアーで晴れ間を探して移動し続けた結果──
最後には、しっかりオーロラを見られました!
悪天候でも観賞のチャンスを増やしたい人、ハンティング型ツアーの雰囲気を知りたい人の参考になればうれしいです。
- 悪天候の夜に参加したツアーの流れ
- 少人数ツアーの雰囲気と英語でのやり取り
- 防寒着・写真・トイレなど、参加して分かったこと
参加したトロムソ発オーロラツアーの概要
私が参加したのは、少人数のミニバスで晴れ間を探して移動する「ハンティング型」のオーロラツアーです。
今回参加したツアーはこちら▼
トロムソ:オーロラハンティング(写真&温かい食事付き)
📅 ツアーの基本情報
- 参加時期:2024年10月下旬
- ツアー会社:The Green Adventure
- 参加人数:最大15人(当日は14人)
- 予定所要時間:約7時間
- 集合場所:Scandic Ishavshotel前
- 帰りの送迎:トロムソ市内の対象ホテルまで
- 対象年齢:12歳以上(最新条件は予約ページで確認)
🔹ツアー料金に含まれていたもの
- 防寒スーツのレンタル
- 温かいスープ・ホットチョコ
- 焚き火・マシュマロ
- ガイドによる写真撮影(ロゴ入りデータ付き)
- カメラ用三脚の貸し出し
※上記は参加当時の内容です。最新の所要時間やサービス、送迎条件は予約ページでご確認ください。
このツアーを選んだ3つの理由
似た内容のツアーが多いなか、特に重視したのは次の3点です。
✅ 天候に合わせて移動するハンティング型
晴れ間を探して観賞場所を変えられることを重視しました。
パスポート持参の案内もあり、フィンランド方面まで移動する可能性がある点も、選ぶ理由になりました。
✅ 最大15人の少人数ミニバス
大型バスよりも停車や移動に融通が利きそうだと思い、少人数のツアーを選びました。
✅ 予約前に見たSNSのツアー記録
当時、Facebookにはほぼ毎晩、写真付きのツアー記録が投稿されていました。悪天候でも粘って探す姿勢が伝わってきたのも、決め手のひとつです。
ツアーの雰囲気を知りたいときは、SNSに投稿された写真や当日の記録も参考になります。
気になる会社があれば、予約前にチェックしてみてください。
トロムソのオーロラツアー予約はどこで?安心だったポイント
予約は、現地アクティビティが多数掲載されている「GetYourGuide」で行いました。
🔹GetYourGuideが使いやすい理由
- 日本語で検索・予約できる
- 出発24時間前まで無料キャンセルできるプランが多い
オーロラ観賞は天候に左右されるだけに、出発が近づいてからも予定を調整できるのは安心でした。
人気ツアーは早めに埋まりやすいので、私は参加日の約1か月半前に予約しておきました。
万一予定が変わっても、Web上で変更の手続きができるのが心強かったです。
ちなみにこのときは、同じ内容のツアーでも公式サイトより約NOK 300(当時の換算で約4,200円)お得に予約できたのも、嬉しいポイントでした。
※料金や変更・キャンセルの条件は、予約時期やプランによって異なります。申し込み前にご確認ください。
ツアー比較・選び方は別記事に詳しくまとめています。
▶ 後悔しないためのオーロラツアー選び|チェックポイント8つ
【体験レポート】雨と強風のトロムソからフィンランドへ

ツアー当日は、朝から雨が降ったりやんだりで、平均風速は約12m/s。
夜の気温は6℃前後だったものの、強い風のせいでかなり寒く感じました。
出発前から「今日は厳しいかも…」と思ってしまう、なかなかの荒れっぷりです。
Kp指数は、オーロラ活動の目安として使われる0〜9の数値。
数値が高いほど、強いオーロラが見られる傾向があります。
この日の事前予報は「4+」でしたが、当日の表示は主に0〜1。
とはいえ、トロムソのような高緯度の地域では、Kpが低くてもオーロラを見られることがあります。
📝 当日のスケジュール
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 18:15 | 集合・出発(Scandic Ishavshotel前) |
| 20:00 | サービスエリアでトイレ休憩 |
| 20:30〜21:10 | 最初のオーロラ観賞・軽食 |
| 22:00 | 再び停車後、フィンランド側へ移動 |
| 23:40〜01:00 | オーロラ観賞・撮影・夕食 |
| 03:00ごろ | トロムソ市内に帰着・ホテル送迎 |
18:15〜20:00|集合・出発、唯一のトイレ休憩
集合場所は、Scandic Ishavshotel(スカンディック・イシャブスホテル)前です。
集合時間の10分前に到着すると、すでにたくさんの人が集まっていました。
このホテル前は複数のオーロラツアーの集合場所となっているため、予約したツアー会社名の確認を忘れずに。
ガイドは時間どおりに到着し、名簿を見ながら参加者を各ミニバスへ案内してくれました。
私たちは、用意されていた3台のミニバスのうちの1台に乗車。
座席は通路を挟んで2席+1席の配置で、足元もゆったりしていて快適でした。

出発後、ガイドからその夜の天候とルートについて説明があり、
「トロムソ周辺は厳しそうなので、今夜はフィンランド方面を目指します!」とのこと。
20:00|サービスエリアでトイレ休憩
トロムソ市内から南へ2時間ほど走ったところで、サービスエリアに立ち寄りました。
夜間は駐車場と公共トイレがあるだけのシンプルな場所ですが、トイレは思ったより清潔。
トイレットペーパーもちゃんと備わっていました。
ただし、個室は男女各1室と多目的トイレ1室の計3室だけ。
ほかのツアーと重なると、ちょっとした行列になります。
約9時間のツアーで、公共のトイレに立ち寄れたのは、この1回だけでした。
この先も長い移動や屋外での待機が続くので、ここでの休憩はかなり大事です。
20:30〜23:40|最初のオーロラ観賞、晴れ間を探してフィンランドへ
トイレ休憩のあとも移動を続け、ガイドがようやく雲の切れ間を発見。
空を確認して「チャンスあり」と判断すると、全員でバスを降りました。
このとき見えたのは、肉眼ではうっすら分かる程度のオーロラ。

「はっきり見えた!」というほどではないものの、悪天候のなかで最初のオーロラを確認できて、グループの空気も少し明るくなった気がします。
ここでは、ホットココアとシナモンロールを片手に、ガイドのオーロラ解説や撮影レクチャーを聞きながら待機。
少人数なので説明も聞き取りやすく、質問もしやすい雰囲気でした。
ただ、待っているうちに空は少しずつ曇りがちに。ガイドは再び移動を決め、晴れ間を求めて次の場所へ向かいます。
22:00|国境手前で再び停車
ツアー開始から約4時間がたち、今度は国境手前の別のスポットへ。
ここで、もう一度オーロラを探します。
ところが、分厚い雲がどんどん流れ込み、空はあっという間に真っ白に。
移動中は良さそうに見えても、到着するとすぐ雲に覆われてしまうこともあり、現地の天気の読みにくさを実感しました。
そこでガイドが選んだのは、フィンランド側へ越境して晴れ間を探すこと。
国境を越え、最初の村・キルピスヤルビを通り過ぎた先の静かな場所で、再び停車しました。
でも、そこもあいにくの曇り空。
「やっぱりノルウェー側に戻ろう」とガイドが判断したころには、車内にも少しずつ「今日はこれ以上無理かも…」という空気が流れ始めていました。
23:40〜3:00|最後のオーロラ観賞・記念撮影〜トロムソ帰着
ノルウェー側へ戻ると、ガイドがもう一度空の様子を確認。
「もう1か所、試してみましょう」と案内されたのが、この夜最後のスポットでした。
空を見上げると、そこには揺らめく緑色のオーロラが。
今度は肉眼でもはっきり分かり、グループから思わず感嘆の声があがります。

悪天候のなかを何度も移動したぶん、「本当に見られた…!」という気持ちが大きく、感動もひとしおでした。
ここからは、お楽しみの記念撮影タイム。
オーロラが出ている間、ガイドが一人ひとりの希望に応じて何枚でも撮影してくれました。
思い出の写真をしっかり残せたのも、うれしいポイントです。
撮影のあとは、焚き火を囲んでひと休み。
冷えた体にしみる温かいトナカイスープが振る舞われ、デザートには焼きマシュマロも登場しました。
移動続きだっただけに、この時間はかなりほっとしました。

……と思いきや、空を見上げると再びオーロラが出現。
2回目の撮影タイムもあり、最後の最後まで楽しめました。
この日は深夜1時ごろまで、オーロラが出たり消えたり。
天候が厳しい夜でしたが、最後まで諦めずに探してくれたガイドのおかげで、しっかりオーロラを見ることができました。
03:00|ツアー終了&ホテル送迎
帰り道はノンストップでトロムソへ。
深夜3時ごろに市内へ戻り、その後は順番にホテルまで送ってもらってツアー終了となりました。
予定では所要7時間のツアーでしたが、最後まで晴れ間を探して移動を続けたため、結果的に約2時間延長の所要9時間に。
深夜帰着になることもあるので、翌朝の予定は詰めすぎないほうが安心です。
少人数ミニバスツアーに参加して感じたこと|よかった点・注意点
実際に参加して感じたことを、よかった点と予約前に知っておきたい点に分けてまとめます。
よかったこと
今回参加して、特によかったと感じたのは次の4つです。
- 天候に合わせて柔軟に移動してくれた
- 防寒スーツを自由に借りられた
- オーロラとの写真をガイドに撮ってもらえた
- 少人数で参加しやすい雰囲気だった
① 悪天候でも最後まで探してくれた
今回特によかったと感じたのは、天候が厳しいなかでも最後までオーロラを探してくれたことです。
オーロラは自然現象なので必ず見られるわけではありませんが、状況に合わせて場所を変えながら、できるだけチャンスを探してくれている安心感がありました。
② 防寒スーツが想像以上に助かった

今回のツアーでは、防寒スーツがミニバスに常備されていて、必要な人が自由に使えるスタイルでした。
この日は気温自体はそれほど低くなかったものの、風が強く、夜の屋外で長時間待っているとかなり体が冷えてきます。
途中からは、参加者の半数以上が防寒スーツを着用していました。
私も途中から借りましたが、防風性のあるつなぎタイプでかなり暖かく、「もっと早く着ておけばよかった」と思ったほどです。
長時間屋外で待つ可能性があるオーロラツアーでは、防寒スーツを借りられるのは心強いサービスだと感じました。
また、本格的な防寒装備をすべて持参する必要がなく、スーツケースの荷物を減らしやすいのもメリットです。
ただ、防寒スーツを借りられる場合でも、帽子・手袋・靴などは自分で準備が必要です。
▶ 北極圏のオーロラ観賞に必要な服装を見る
③ 写真撮影サービスが充実していた
オーロラが出ている間は、ガイドが一人ひとりの希望に応じて記念写真を撮ってくれました。
枚数に決まった上限はなく、オーロラが再び現れたときには2回目の撮影タイムも。
自分では撮るのが難しいオーロラとの記念写真を、しっかり残せたのもうれしかったです。
ツアー参加から2日後に、GetYourGuideのメッセージ機能を通じて写真のダウンロードリンクが届きました。
ロゴ入りの写真は無料でダウンロードでき、ロゴなしの高解像度データは有料で購入できます。
予約前に知っておきたいこと
予約前に知っておきたいのは、次の4つです。
- 天候によって帰着時間が遅くなることがある
- トイレに立ち寄れる回数は少なめ
- 長時間の車移動が続くため、車酔いしやすい人は対策を
- 食事はしっかりした夕食ではなく、温かい軽食というイメージ
① 帰着時間は予定より遅くなることも
オーロラを追いかけるツアーは、その日の天候やオーロラの状況によって帰着時間が変わります。
今回も予定より約2時間延び、ホテルに戻ったのは深夜3時ごろでした。
翌朝に早いフライトやツアーを入れる場合は、予定を詰めすぎないほうが安心です。
② トイレ休憩は少なめ
今回、約9時間のツアー中に公共トイレへ立ち寄れたのは、ツアー開始から約2時間後の1回だけ。
その後はトイレ休憩がありませんでした。
長時間の移動や屋外での待機が続くため、集合前にもトイレを済ませておくと安心です。
③ 車酔いしやすい人は対策を
オーロラを探しながら長距離を移動するため、車に乗っている時間はかなり長めです。
場所によってはカーブが続いたり、移動を急ぐ場面でブレーキや加速を強めに感じたりすることもありました。
危険に感じるほどではありませんでしたが、乗り物酔いしやすい方は、事前に酔い止めを用意しておくと安心です。
④ 食事は「温かい軽食」と考えておくと安心

今回提供されたのは、袋にお湯を注いで食べるタイプのスープ。
トナカイ肉入りとベジタリアン向けのトマトスープから選べました。
寒い屋外で食べると体が温まり、私自身は十分満足でしたが、「夕食付き」と聞いて、しっかりした食事を想像していると少し違うかもしれません。
お腹が空きやすい方は、ツアー出発前に軽く食べておくと安心です。
ハンティングツアーがおすすめな人|別のプランも検討したいケース
今回のようなハンティングツアーは、天候に合わせて移動しながら、できるだけオーロラを見られるチャンスを探したい人におすすめです。
- 市内の天候が悪くても、晴れ間を探して移動したい
- 長時間移動でも、オーロラを見られる可能性を高めたい
- 深夜〜早朝の帰着でも問題ない
- 小さな子ども連れで、長時間・深夜までの移動が負担になりそう
- 車酔いしやすく、長距離移動に不安がある
- 帰着時間が大きく延びるツアーは避けたい
- 屋外で長時間待つのが難しい
- オーロラ以外の体験も組み合わせたい
✅ 1人参加や英語に不安がある場合は?
今回参加したのは最大15名のミニバスツアーで、当日は14名とほぼ満席でした。
参加者は一人旅、カップル、友人同士、親子などさまざま。
みんなでずっと会話して過ごすというより、それぞれが自分のペースでオーロラを見たり、写真を撮ったりする時間が多かったです。
私自身は友人と参加しましたが、一人参加の方もいました。
グループに入らないと浮いてしまうような雰囲気ではなく、それぞれが自由に過ごしている感じです。
ツアー中も、参加者同士で積極的に会話することはなく、ガイドとの個別のやり取りもそれほど多くありませんでした。
そのため、英語が得意でなくても比較的参加しやすい雰囲気だと思います。
ただし、集合時間や移動、安全説明などの大切な案内は英語です。
すべてを聞き取れなくても、要点を確認できるようにしておくと安心。
英語に不安がある場合は、オフラインでも使える翻訳アプリを準備しておくといいでしょう。
今回のような長時間のハンティング型が合わない場合は、滞在型、クルーズ、アクティビティ付きなど、ほかのタイプも選べます。
まとめ|悪天候でも最後にオーロラを見ることができた
今回のツアーは、フィンランド側まで越境して晴れ間を探す、まさに“オーロラハンティング”の夜になりました。
出発前は「この天気で本当に見られるのかな…」と不安になる空模様でしたが、ガイドが最後まで空の状況を確認しながら移動を続け、最後には肉眼でもはっきり分かるオーロラを見ることができました。
天候に左右されるオーロラ観賞だからこそ、実際に見えたときの感動は格別です。
今回参加してみて、天候に合わせて観賞場所を変えながら探せることは、ハンティングツアーならではの魅力だと感じました。
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