オーロラをできるだけ確実に見たいなら、まず頼りになるのがオーロラ予報サイトです。
最近は、オーロラの強さ(太陽活動)・発生エリアの短期予測・雲の動き・ライブ映像まで、無料で確認できる便利なサイトが数多く登場しています。
ノルウェー北極圏に暮らし、これまで何度もオーロラを見てきた筆者が、現地で本当に使われている定番+実用の5サイトを厳選しました。
さらに、これらをどの順番で見れば「今夜、見に行くべきか」を最短で判断できるかも、実際のチェック手順としてまとめています。
旅行先がトロムソ / ロヴァニエミ / イエローナイフなどでも、チェックの考え方は同じ。
自力でオーロラ観賞にチャレンジしたい方も、ツアーに参加するか迷っている方も、まずはこの記事で「今夜チャンスがあるか?」を確認してみてください。
はじめに|今夜のオーロラ予報はこの順でチェック
オーロラは「運次第」と言われますが、実際は準備と情報次第でチャンスを広げられる現象です。
現地では、太陽活動・短期予測・雲量・ライブ映像などを組み合わせて「今夜行くか」を判断します。
✅ 30秒でわかる|今夜のチェック順
※サイト名をクリックすると、該当の解説パートへ飛べます。
目的に合わせて、見る順番は2パターンあります。
① 今すぐ決めたい(外に出る?)
- Windy(雲量):見える空かどうか
- ライブカメラ:今オーロラが出ているか
- AURORA(30分予測):直近で活発になりそうなエリアは?
- SpaceWeatherLive :今夜の太陽活動レベルは?
- Facebook:現地の目撃情報で最終確認
② 期待度から見たい(そもそも太陽活動がある?)
- SpaceWeatherLive:今夜の太陽活動レベルは?
- AURORA(30分予測):直近で活発になりそうなエリアは?
- ライブカメラ:今オーロラが出ているか
- Windy(雲量):見える空かどうか
- Facebook:現地の目撃情報で最終確認
私は北極圏在住でオーロラを見る機会が多いので、普段は②の順番でチェックしています。
旅行で短期滞在なら、パターン①のWindy(雲)から見るのがおすすめです。
雲が多い夜は、太陽活動が活発でも見えにくいので、先に確認しておくと判断が早くなります。
このあと、行き先別に「何を最優先で見るべきか」を簡単に紹介します。
【行き先別】オーロラ予報の優先順位|トロムソ・ロヴァニエミ・イエローナイフ
同じサイトを見ていても、「何をいちばん根拠にするか(優先順位)」は行き先で少し変わります。
というのも、街の明かり・周辺の地形・天気の傾向・緯度の違いで、「今夜行くべきか」の判断材料が変わりやすいからです。
ここでは、人気の観賞地 トロムソ / ロヴァニエミ / イエローナイフについて、私なら「まず何を重視するか」を2つずつに絞ってまとめます。
(※見る順番は先ほど紹介した2パターンのまま。迷ったときの“優先順位”として使ってください)
トロムソのオーロラ予報:まず Windy(雲量)を優先
結論:トロムソは“オーロラが見える空かどうか”=雲チェックが最優先。
トロムソ周辺では、太陽活動が良くても雲で見えないパターンが起きやすいので、
「オーロラが強いか?」より先に晴れ間があるかを押さえると判断が早くなります。
▶ 迷ったら:オーロラ・ハンティングツアーも選択肢
自力で「雲の少ない場所」を探して動くのが大変な場合は、ハンティング型ツアーで効率よく追うのも手です。
GetYourGuideで「トロムソのオーロラ・ハンティングツアー」を探す↗
ロヴァニエミのオーロラ予報:AURORA(30分予報)→ 雲の順で
結論:ロヴァニエミは“当たり圏に入っているか”の確認が先。
ロヴァニエミは夜によってオーロラオーバル(=その瞬間にオーロラが見えやすいエリア)に入る / 入らないが分かれやすいので、まず発生エリアを確認するのが近道です。
▶ 迷ったら:当たり圏を追えるツアーが◎
初めての人は郊外へ移動して観賞するツアーを使うのも選択肢です。
GetYourGuideで「ロヴァニエミの郊外オーロラツアー」を探す↗
イエローナイフのオーロラ予報:SpaceWeatherLive(今夜の期待値)で判断
結論:イエローナイフは“今夜オーロラが出そうか”を先に押さえると効率的。
イエローナイフはオーロラ観賞地のなかでも、比較的晴れやすい傾向がある場所。
その分、最初に 「太陽活動が活発か?」 を押さえると、今夜はねばるか / 休むかの判断がしやすくなります。
- 重視①:SpaceWeatherLive(今夜の期待値)
→ 今夜の“期待値”をざっくり確認(太陽活動があるかの目安) - 重視②:AURORA(30分予測)
→ 直近で“当たりそうなエリア”を確認(待機の効率化)
※とはいえ最後は雲で決まるので、現地の天気予報やWindyなどで“オーロラが見える空かどうか”だけは必ず確認を。
▶ 迷ったら:防寒対策込みのツアーが安心
防寒や移動が不安なら、送迎・待機場所(暖を取れる施設)があるツアーを選ぶとラクです。
GetYourGuideで「イエローナイフの待機場所付きオーロラツアー」を探す↗
オーロラの強さ(Kp指数)をチェック|SpaceWeatherLive
宇宙天気のデータをもとに、今夜の太陽活動(=オーロラの出やすさ)を確認できるのが「SpaceWeatherLive.com」です。
「そもそも今夜、オーロラを期待できるか」という全体の“期待値”をざっくり掴むのに向いています。
✅ まずはこの2つをチェック
- Kp-index(現在値):今どれくらい太陽活動があるか
- Kp-index forecast(予報):今日〜数日先の目安
Kp指数(現在)|今夜の期待値を見る

いま現在、地磁気活動(=オーロラの出やすさ)がどれくらい強いかの目安です。
- 高緯度の地域(トロムソやスヴァールバルなど)
→ Kp値が低めでもチャンスはあります - 緯度が少し下がる地域
→ Kp値が上がるほどチャンスが増えます
Kp指数とは、地磁気の活動レベル(=オーロラの強さの目安)を0〜9の数値で表したものです。
(厳密には、0, 0+, 1−, 1, 1+, 2−…のように細かい段階があります)
- Kp 0~2:弱め(高緯度なら見える日もある)
- Kp 3~4:中程度(条件がそろえば十分チャンスあり)
- Kp 5以上:強い(広範囲で見られる可能性が高い)
ちなみに、Kp-indexは複数地点をまとめた「世界共通の目安」。
それとは別に、観測地点ごとの数値を表す K-index という指標もあります。
Kp指数(3日間の予報)|当たり日を探す

旅行日程を見ながら今夜〜数日先で期待できる日を探すなら「Kp-index forecast」をチェック。
【 見方のコツ 】
- Maxが高い日:当たり日になりやすい(期待値アップ)
- Minもそこそこある日:夜通し安定してチャンスが続く可能性
✅ 都市別:必要なKp値の目安
SpaceWeatherLive.comでは、都市ごとの「必要Kpの目安」も確認できます。
たとえば人気な3都市の目安はこんな感じです(※天気・光害などで見え方は変わります)。
- トロムソ:Kp0
- ロヴァニエミ:Kp2弱
- イエローナイフ:Kp1
旅行先が決まっている人は、まずその街の基準をチェックしてみてください。
▶ 都市別にKp値の目安を見る
体感ですが、ここ最近は「Kp5以上」の日を目にする機会が増えた印象です(もちろん日々の波はあります)。
観賞予定日に高い予報が出ていると、やっぱりうれしくなりますよね。
でも、反対に当日のKp値が低いからといって落ち込まなくても大丈夫です。
というのも、オーロラを見られるかどうかは「自分が地球上のどこにいるか」で必要なKp値の目安が変わるからです。
私の経験では、スヴァールバル諸島やトロムソなど高緯度の地域では、Kp2でも肉眼でオーロラが見えるチャンスが十分あります。
さらに詳しく見たい場合は「Aurora forecast」の項目もチェック。
ここでは次の4種類の予報が表示されています。
- 今日の確率予報
- 3日間の短期予報
- 3時間ごとの短期予報
- 約4週間の長期予報
今日の確率(Probability forecast)|今夜チャンスがあるか
「Aurora forecast」内の Probability forecast は、今日の地磁気活動(=オーロラが出やすい状況かどうか)の確率目安をざっくり見たいときに便利です。
※このProbability forecastは「今日ずっとそのレベル」という意味ではなく、“今日のどこかで少なくとも1回(3時間区切りで)”そのレベルのK指数に達する確率を示しています。

※ Active / Minor / Severe:地磁気活動(=オーロラの出やすさの目安)のカテゴリ(弱め → 強めのイメージ)
【 見るときのコツ 】
- 旅行先の緯度帯の行だけ見ればOK
→ まずは自分の街が High / Middle どちらか確認して、その行を見る - %が高いほどチャンスが増える(ただし“見える確約”ではない)
→ オーロラは雲・暗さ・光害などで見え方が変わるので、確率が高くても雲で全滅する日もあります - Severeが高い=強い地磁気活動の可能性がある日
→ 写真映えしやすい反面、状況によって“当たり圏”も動くので、次の章で紹介する短期予測(オーロラオーバル)もセットで確認するのがおすすめ
高緯度帯・中緯度帯・低緯度帯ってなに?(磁気緯度の考え方)
オーロラ予報の「High latitude / Middle latitude / Low latitude」は、ざっくり磁気緯度で区分されています。
- High latitude(高緯度帯):磁気緯度おおむね 60度以上
- Middle latitude(中緯度帯):磁気緯度 50〜60度
- Low latitude(低緯度帯):磁気緯度 50度未満
ここでいう“緯度”は、地図で見る普通の緯度(地理緯度)ではなく、地球の磁極(磁北極/磁南極)を基準にした緯度(磁気緯度)が前提です。
磁極は地理的な極とズレているため、同じくらい北にいても地域によってオーロラの見えやすさが変わる、という考え方になります。
✅ 自分の旅行先がどの緯度帯かチェック
自分の行き先がどの緯度帯か分からない場合は、SpaceWeatherLiveにある地域別のマップで確認できます。
さらにページ下部には、主要都市ごとに“High / Middle / Low”の区分と、目安のKp値(Required Kp)も一覧で載っています。
▶ 主要都市の緯度帯をチェックする
💡 注意点:時刻はUTC表示
SpaceWeatherLiveの表示時刻は基本的にUTC(協定世界時)です。
旅行先の現地時間に直して確認しましょう。
- フィンランド:UTC+2時間(夏時間は+3時間)
- ノルウェー / スウェーデン:UTC+1時間(夏時間は+2時間)
- アイスランド:UTC+0時間(夏時間なし)
- カナダ(イエローナイフ):UTC-7時間(夏時間は-6時間)
※夏時間(サマータイム)の切り替え時期は地域で違います。
- ヨーロッパ:3月最終日曜〜10月最終日曜
- 北米:3月の第2日曜日~11月第1日曜日
オーロラ発生エリアの短期予測を見る|AURORA(30分予報)
「次の1時間で“当たり圏”に入りそうか」を最短でチェックしたいときに便利なのが、AURORA – 30 MINUTE FORECAST です。
NOAA(アメリカの宇宙天気予報センター)のデータをもとに、約30〜90分先のオーロラオーバル(オーロラが出やすい範囲)をリアルタイムで表示してくれます。
オーロラオーバルってなに?
オーロラオーバルとは、その時点でオーロラが出やすい“当たり圏”のこと。
太陽活動の強さに合わせて、オーバルは広がったり・縮んだり・位置がズレたりします。
よく聞く「オーロラベルト(=よく見える地域の目安)」に対して、オーロラオーバルは “その瞬間に見えやすい範囲”です。
だから、観賞日の当日に「何時ごろ外に出るべき?」を決めるなら、オーロラベルトよりオーロラオーバルを見るのが◎です。
まずはここだけ見ればOK(見るポイント3つ)
AURORA – 30 MINUTE FORECAST は、地図の読み方さえ分かれば判断が一気に早くなります。見るべきポイントはこの3つ。
- オーロラの帯がどこにかかっているか(緑〜黄〜赤のリング)
- 夜側に入っているか(地図の“暗いエリア”=観測できる時間帯)
- 色が何色か(緑→黄→赤の順で活動が強い目安)
“夜側 × オーロラの帯” が重なっている場所がチャンスゾーンです。
さらに帯が黄色~赤色だと、肉眼でも見えやすかったり写真映えしやすい傾向があります。
※この地図で分かるのは「オーロラが出やすいエリア」まで。
自分の立ち位置から“どの方角に見えるか”までは読み取れません。
方向は現地の空やライブカメラなどで確認するのが早いです。
さらに補足すると、オーロラは必ずしも「帯の真下」でしか見えないわけではありません。
オーバル(オーロラの帯)から北または南に最大1,000km ほど離れていても、条件がよければ地平線近くで見える場合があります。
実際に、地図上で帯が自分の場所に“ど真ん中で重なっていない日”でも、帯がかすめていたり、すぐ近くにある日は見えることがよくあります。
なので、帯に完全に入っていないからといって即あきらめず、「夜側か」「雲はないか」までセットで確認してみてください。
✅ 地図は2枚|北半球の旅なら左側だけ見ればOK
サイト上には地図が2枚あり、左が北半球(北極) / 右が南半球(南極)です。
北欧(トロムソ、ロヴァニエミ周辺など)やカナダ(イエローナイフなど)、スヴァールバル諸島といった北半球の旅なら、左側を見ればOK。

地図の背景には、明るい部分(昼)と影になっている部分(夜)が表示されています。
まず夜側に入っているかを確認しましょう。
地図上に見える緑色のドーナツ状の輪が、オーロラの位置や広がり(=オーロラオーバル)です。
オーロラの活動が強まると、この輪は緑 → 黄 → 赤のように色が変化していきます。
✅ よくある勘違い(結論)
- 夜側じゃないと見えない / 雲が厚いと見えない(=帯だけ見て判断しない)
- 帯の真下じゃなくても見える(帯が近ければ地平線に出ることも)
💡 注意点:このサイトも時刻はUTC表示
AURORA – 30 MINUTE FORECAST も時刻はUTC表示なので、旅行先の現地時間に直して確認しましょう。
リアルタイムの空を確認|オーロラ・ライブカメラ(Webカメラ)一覧
オーロラ観賞でいちばん大事なのは、「晴れ間があるかどうか」です。
太陽活動が良くても、雲に覆われていたらオーロラは見えません。
そこで役立つのが、空の様子をリアルタイムで確認できるライブカメラ(Webカメラ)です。
✅ ライブカメラで分かること
- 雲の様子(見える空かどうか)
- 今まさにオーロラが出ているか
- 強さの体感(うっすら / はっきり など)
- どの方角に出ていそうか(カメラの向きで目安がつく)
※ライブカメラは“その地点・その瞬間”の空だけが映ります。
数時間後の天気までは分からないので、現地の天気予報やWindyなどの雲量マップとセットで使うのがおすすめです。
実際、私はライブカメラのおかげで、無駄な屋外待機が減りました。
スヴァールバル諸島(ロングイェールビーン周辺)でオーロラを狙うなら、UNISが運営する観測所の全天ライブカメラ「Sony A7s All Sky Color Camera」がかなり便利。

高感度カメラで1分ごとに自動更新されるので、雲・オーロラの出現・強さなど、現在の空のコンディションがひと目でわかります。
🌟 他にもチェックできる|世界のオーロラWebカメラ
スヴァールバル以外にも、観賞地ごとにライブカメラが用意されていることがあります。
行き先のライブカメラを探すなら、世界のオーロラWebカメラがまとまっている aurorawebcams.com が便利です。
▶ 行き先のオーロラWebカメラを探す(無料)
- ノルウェー(トロムソ市内)
- ノルウェー(トロムソ周辺 / Skibotn)
- ノルウェー(トロムソ周辺 / Lyngen)
- フィンランド(ロヴァニエミなど)
- フィンランド(ロヴァニエミ)
- フィンランド(レヴィ)
- スウェーデン(キルナ)
- スウェーデン(ラップランド / アビスコ)
- カナダ(イエローナイフ)
- カナダ(カルガリー)
- アラスカ(フェアバンクス)
「今夜は待つ価値があるか?」の判断や、待機時間の効率化に役立つので、旅行前に1つだけでも“行き先の近くのカメラ”を見つけておくと安心です。
※補足:カメラは人間の目よりも弱い光を捉えやすいため、ライブカメラにオーロラが写っていても、肉眼では淡く見えることもあります。
広域天気と雲量マップをチェック|Windy

オーロラ観賞は「このあと晴れるかどうか」「近くの別のエリアはどうか」を先読みできるかで、成功率がかなり変わります。
そんなときに頼れるのが、天気と雲の動きを地図で見られる予報サイト「Windy」です。
Windyでは雲を上層・中層・下層に分けて表示でき、時間を進めて雲の流れも確認できます。
Windyの見方|まずはここだけ
まずはこの手順だけ押さえればOK。
「今いる場所」だけじゃなく、近くの晴れ間も探せるのが Windy の強みです。
- 検索バーで滞在先(都市名)を検索
- レイヤーを雲(Clouds) にする
- 下層雲(Low clouds) を見る(ここが多いとかなり厳しい)
- 画面下の時間バーを動かして、雲が薄い時間帯や場所を探す
- 最後に、見たい場所を地図上でタップして雲量%を確認する
雲量の判断基準|下層雲が最重要
雲は同じ“雲”でも、高さで影響がかなり変わります。
オーロラ観賞でいちばん影響が大きいのは、空を直接ふさぎやすい下層雲です。
- 下層雲:難易度 ✕✕(ほぼブロック)
- 中層雲:難易度 ✕(厚いと厳しい)
- 上層雲:難易度 △(薄ければ見えることも)
✅ 雲量の目安|オーロラ観賞向け(※体感の目安)
☁️ 下層雲|最優先
- 0〜30%:かなり良い(GO)
- 30〜60%:タイミング勝負(切れ間待ち / 少し移動)
- 60〜80%:厳しめ(移動前提。切れ間があれば見えることも)
- 80%以上:基本は別エリア探し
☁️ 中層雲|厚いと見えづらい
- 0〜40%:OK
- 40〜70%:切れ間待ち / 移動で見えることも
- 70%以上:厳しめ
☁️ 上層雲|“量”より“薄さ”がカギ
上層雲(高い雲)は、薄いタイプだと雲量が多くても意外と透けることがあります。
- 0〜80%:だいたいOK(星が見えるなら〇)
- 80%以上:薄ければ見えることも / 厚いと減光しやすい
💡 注意点
- 雲量%はあくまで目安。いちばん大事なのは「下層雲が少ない場所・時間を探す」こと。
- 予報はズレることがあるので、最後はライブカメラ(または現地の空)で“今の空”をチェックするのがおすすめです。
- 「雲が薄い時間帯」を見つけたら、時間バーを進めながら周辺エリアも一緒に探すと当たり率が上がります。
✅ 雲量の見方(Windy)
Windy の雲量は、端末や表示設定で配色が変わることがあります。
色だけで判断せず、雲量%を基準にするのが確実です。
【 自分の端末で雲量を確認する方法 】
- 雲(Clouds)または上層 / 中層 / 下層 のレイヤーを選ぶ
- 地図上の見たい場所をタップ / クリック
- 表示される雲量(%)を確認(=その地点の雲の多さの目安)
“雲量~%”が小さいほど晴れ寄り、大きいほど曇り寄りです。
※検索で場所を指定していると、雲量~%が出ない場合があります。
そのときは検索をいったんクリアにして、地図上をタップ / クリックしてみてください。
ノルウェーで見るなら:「Yr.」で最終確認
「Windy」は世界中どこでも使えるツールですが、もしノルウェーでオーロラ観賞を予定しているなら──
現地の空模様をピンポイントで把握できる天気予報サイト「Yr.」も一緒に見るのがおすすめです。
Yrは、ノルウェー気象研究所(met.no)と放送局NRKの共同サービスで、現地でも広く使われています。
オーロラ観賞に欠かせない雲の量・風の強さ・体感温度まで、1時間ごとに確認できるのが大きな魅力。

特に「Details」では、空を覆う雲の割合も見られるので、「晴れそうだけど、実際どうかな?」という最終判断にも便利です。
また、気温だけでなく風などを加味した“体感温度”も表示されるので、外に出る際の服装選びにも役立ちます。
※「Other conditions」では、場所によっては簡易的なオーロラ情報やライブカメラが出ることもあります。

私自身もスヴァールバルで日々の天気確認にYrを使っていますが、極地や北極圏の天気は変わりやすいので、予報は当日〜翌日くらいの参考にするのが◎です。
現地の目撃情報で最終判断|Facebookグループ活用法
迷ったら、Facebookグループなどの目撃情報を見ると「今オーロラが出ているか」を最短で確認できます。
スヴァールバル諸島だと、現地でオーロラ観賞をしている人が集まる「Nordlys i Longyearbyen…. Aurora Boreal」でリアルタイムの観測情報がよくシェアされています。
投稿には写真と一緒に、たとえばこんな情報が出ます。
- 今どの方向に見えているのか
- 街中からでも見える強さか
- だいたいの時間帯( just now / 10 mins ago など)
投稿が増えてきたら、「今出ている(または出始めた)かも」と気づく目安になります。
✅ トロムソや他エリアでも探せます
ノルウェー(トロムソ)やアイスランドなど、都市ごとに同じようなグループがあるので、旅先に合わせて探してみてください。
- ノルウェー(トロムソ):TROMSØ Northern Lights Alert
- アイスランド:Aurora Hunters Iceland / Norðurljósavaktin
💡 探し方のコツ:「地名 + Aurora」または「地名 + Northern Lights + group」で検索すると見つけやすいです。
もし滞在先でFacebookグループが見つからない場合は、目撃情報(投稿)や通知が見られるオーロラ予報アプリを併用するのもおすすめです。
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▶ 目撃情報が見られるオーロラ予報アプリを探す
上級編|オーロラ予報は太陽風もチェックするべき?
オーロラ予報では「太陽風データも見たほうがいい」と聞くことがありますが、
結論から言うと普段は見なくてOKだと思っています。
オーロラ予報は、基本的に「雲 → オーロラオーバル(短期予測) → ライブカメラ」 を見れば十分当たることが多いです。
実際に私は普段、次の“基本セット”だけで高い確率で見られています。
- Kp指数(全体の強さの目安)
- オーロラオーバル(今後30~90分の“当たり圏”)
- 雲量
- ライブカメラ(今オーロラが出ているか)
なので、太陽風の詳細データは「毎回見る必須項目」ではなく、迷ったときの参考材料くらいの位置づけです。
なぜ不要?|オーバル(30分予測)に太陽風の要素が反映されている
NOAAの Aurora 30-Minute Forecast は、太陽風の観測データをもとに「地球側のどこでオーロラが出やすいか / 強まりやすいか」を計算して、地図で見せてくれる短期予報です。
つまり、太陽風の情報をすでに“分かりやすい地図に翻訳して見ている”ようなもの。
また、太陽風の数値(Bzなど)は分単位で上下しやすいので、毎回追うと逆に判断がブレることもあります。
(見るなら“瞬間値”より“しばらく続いてるか”が大事です)
ちなみに「先読みできる時間」は、どちらも「地球手前で観測された太陽風が地球に届くまで」を前提にしているので、
太陽風データを直接見る場合も、Aurora 30-Minute Forecastを見る場合も、そこまで大きくは変わらないことが多いです。
それでも見るメリットは?|迷う夜に“この先の気配”がつかめる
オーロラオーバルの変化がはっきりしない時でも、Bzを見ると
「この先、強まりやすい / 落ち着きやすい」という気配を補助的につかめることがあります。
Bzは、これから地球に届く太陽風が
- オーロラを強めやすい向き(南向き=マイナス)
- 弱めやすい向き(北向き=プラス)
どちら寄りかを見る指標です。
だから、オーロラオーバルだけだと迷いやすい夜にBzを足すと、
- このあと強まりそう?落ちつきそう? の気配がつかみやすい
- 「今微妙だけど、もう少し待つ?」の判断がしやすい(待機の効率化)
というメリットがあります。
※あくまで“確定”ではなく、“気配”として使うのがコツです。
見るならここだけ|Bzの見方(マイナスが続くとチャンス)
普段は、オーロラオーバル+雲+ライブカメラで十分。
「オーバルは微妙、でもKpは悪くない…」みたいな迷うときにだけ、
太陽風はBzだけ追加すると判断がラクになります(余裕があれば太陽風速度も)。
✅ 迷うときに見るもの:Bz(南北向き)
- Bzがマイナス寄りで20〜30分くらい続く
→ この先(目安:次の約30〜60分)動きが出る / 明るくなる確率が上がりやすい(活発化しやすい傾向) - Bzがプラス寄りで安定する
→ いったん落ち着きやすい(活発化しにくい傾向)
※Bzがプラスでもオーロラが「絶対に出ない」わけではありません。
高緯度の地域では、地平線上にうっすらした弱めのオーロラが見えることもあります。
最後に、迷ったらオーバル(オーロラが出やすい範囲)+ライブカメラ(実際に出てるか)を優先するのがいちばん確実です。
オーロラ予報はアプリも併用|通知でチャンスを拾う
この記事ではブラウザで見られるサイトを紹介しましたが、
現地でのリアルタイム確認にはアプリの併用が便利です。
スマホアプリなら、Kp値の上昇や「出現の可能性」を通知(アラート)で拾えたり、移動中でもサッと状況確認できたりします。
私自身は、極夜の時期はリビングに“オーロラ専用タブレット”を置いて、ライブカメラや予報サイトを出しっぱなしにしてスタンバイ。
外出中はアプリ通知を使って、チャンスを取りこぼしにくくしています。
ざっくり言うと、
サイトで全体を読む(雲・短期予測など)→ 現地ではアプリで追いかける(通知・状況確認)という使い分けがおすすめです。
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まとめ|現地で使えるオーロラ予報の5ステップ
今回は、私が実際に活用しているオーロラ関連サイトの中から、観賞前の判断に役立つ5つを紹介しました。
オーロラ観賞の成功率を上げるために、ぜひ次の5つをチェックしてみてください。
- Kp指数 (太陽活動) をチェックする
- 30〜90分後のオーロラ発生エリアを確認する
- ライブカメラで現在の空を見る
- 天気予報で雲量や体感温度をチェックする
- SNSや現地コミュニティで目撃情報を確認する
この5つを押さえるだけで、ムダな待機が減って、オーロラを見逃がしにくくなります。
旅の前も旅の最中も、“空を見上げるワクワク感”をぜひ味わってみてくださいね。


