【保存版】北欧オーロラ旅行の持ち物チェックリスト|北極圏在住者が選ぶ必需品&いらなかった物

オーロラ
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オーロラ旅行の荷造りって、
「とりあえず暖かい服とカメラがあればいいかな?」と思いながらも、
どこまで準備すればいいのかイメージしづらくないでしょうか。

行き先は、真冬の北欧・北極圏。
気温は0〜−20℃、場合によってはそれ以下。
準備を間違えると、オーロラが出たのに寒さに耐えられず30分で撤退……みたいなことも、実際によくあります。

そこでこの記事では、冬の北欧・北極圏でオーロラ観賞をする人向けに、
「何を持っていけばいいか」をチェックリスト形式でまとめました。

北極圏在住の経験をもとに、−10〜−20℃の屋外で数時間待つことを想定した“現地目線の持ち物リスト”です。 

防寒の詳しい選び方やコーディネートは、別記事の「北欧・北極圏のオーロラ服装ガイド」にまかせて、ここではスマホ片手に“持った/持ってない”を確認できる実用メモとして使ってもらえればうれしいです。

先に一覧だけ見たい人は、下の『チェックリストまとめ』へどうぞ →

このチェックリストの想定シーンと使い方

この持ち物リストは、
初めてオーロラを見に行く人
久しぶりに北欧北極圏に行く人向け に作っています。

弾丸2〜3泊のオーロラツアーでも、1週間前後の周遊+オーロラ旅でも、
とりあえず何を持てば大きく失敗しないか”を一通りカバーするイメージです。

主に北欧エリアのオーロラ旅行を想定して書いていますが、カナダやアラスカなど他の北極圏エリアでも、基本的な持ち物はほぼ同じです。

使い方はシンプル:

  • 出発前にざっと読み、足りないものをメモする
  • 荷造りのときに、スマホ片手に「持った/持ってない」をチェックする
  • 防寒アイテムで迷ったときだけ、服装ガイドの記事で選び方を確認する

こんな感じで、“荷造りのチェックリスト”として気楽に使ってみてくださいね。

オーロラ観賞で絶対に忘れちゃいけない持ち物チェックリスト10選

細かい解説の前に、まずは「これだけは絶対に用意してほしい」という必須アイテムを先にまとめます。

この10項目のうち、上から8つは「氷点下で安全・快適に外に立っていられるための“防寒の必須装備”」です。
残り2つは、スマホや撮影をしっかり使いたい人にとっての“ほぼ必須アイテム”として入れています。

必須10アイテム

  1. 寒冷地対応の防寒ジャケットダウンなど
    街用の薄いダウンでは心もとないので、「防風・防水」で中綿がしっかり入った本気アウターを1枚。
  1. 防寒パンツスキーパンツなど
    上半身ばかり重ね着しても、足がスースーしていると体全体が冷えてきます。ジーンズだけはNGです。
  1. 防寒インナー上下セット長袖インナーインナータイツ
    肌に一番近い「ベースレイヤー」。上下セットでしっかり揃えておくと、上に重ねる服の性能もしっかり発揮されます。
  1. 氷点下対応の防寒ブーツ
    本格的な雪国向けの防寒ブーツを。
    防水で、ソールが分厚く、滑りにくいものが◎。足先が冷えると、その時点で屋外待機がつらくなります。
  1. ウール靴下2~3足
    綿よりもウールが圧倒的に優秀。重ね履きしやすいように、厚手とやや薄手を組み合わせて持っていくのがおすすめです。
  1. ミトン手袋薄手インナー手袋
    5本指のグローブより、ミトンのほうが圧倒的に暖かいです。スマホやカメラ操作用に薄手インナーがあると便利。
  1. ニット帽耳まで隠れるタイプ
    耳が出ていると、体感温度が一気に下がります。耳まで覆える、厚手のニット帽を1つ。
  1. ネックウォーマー
    首元〜口元まで覆えるものが1枚あるだけで、顔の痛みをかなり防げます。マフラーよりも使い勝手がいいです。
  1. モバイルバッテリー
    特に iPhoneユーザーや、スマホだけで撮影・オーロラ予報・地図をフル活用する人は、モバイルバッテリーが1つあると安心です。
    機種や使い方によっては「なくても何とかなる」場合もありますが、はじめて冬の北欧に行く人には、保険として入れておくのをおすすめします。
  1. カメラ / スマホ三脚などの撮影セット
    綺麗なオーロラを写真に残したい人は、手ブレ対策としてミニ三脚でも良いので用意を。

このあとで、全身の防寒アイテムをもう少し細かくチェックできるリストや、
「どこにお金をかけるべきか」「ツアー待機を快適にする小物」も紹介していきます。

オーロラ観賞の防寒アイテムチェック|全身の服装リスト

必須アイテム10個で全体像はつかめたと思うので、
ここでは上半身・下半身・末端(手足・頭まわり)ごとに「詰め忘れ防止用の防寒リスト」をまとめておきます。

荷造りのときに、このパートを見ながら
全身のバランスがとれているかをチェック してもらえればOKです。

※防寒の詳しい選び方や枚数の目安は、別記事の「オーロラ服装ガイド」で詳しく解説しています。

上半身の防寒アイテム

▼上半身

  • ベースレイヤー(長袖インナー:メリノウールなど)
  • ミドルレイヤー(フリース、ウールセーターなど)
  • 防寒ジャケット(防風・防水のダウンなど)

下半身の防寒アイテム

▼下半身

  • ベースレイヤー(タイツ:メリノウールなど)
  • ミドルレイヤー(裏起毛パンツなど)
  • 防寒パンツ(スキーパンツなど)

※ミドルレイヤー(裏起毛パンツなど)は、−10℃前後までならナシでもOK、−20℃近い日は追加して「3枚構成」にするのがおすすめです。

末端の防寒アイテム(手・足・頭まわり)

末端(手・足・頭まわり)

  • 防寒ブーツ(防水・滑りにくいソール)
  • 厚手ウール靴下(複数枚)
  • 薄手ウール靴下(重ね履き用)
  • ミトン手袋(防風・防水)
  • 薄手インナー手袋(スマホ操作対応だと便利)
  • ニット帽(耳まで覆えるもの)
  • ネックウォーマー(口元や鼻まで覆える長めのもの)

※まずは「厚手ウール靴下」を最優先で。
余裕があれば、重ね履き用に薄手ウール靴下もあると、気温や体感に合わせて温度調整しやすくなります。

オーロラ観賞で最優先したい末端(手・足・顔)の防寒

全身の防寒アイテムをリストアップしましたが、実際に現地でオーロラを待っていると、いちばん先に限界が来やすいのは手先足先顔まわり」です。

どれだけ良いダウンを着ていても、ブーツや靴下、手袋を後回しにすると
「足の感覚がない」
「指が痛くて写真どころじゃない」
という状態になりがちです。

防寒の予算や荷物に限りがあるなら、まずは次の3つを優先してあげてください。

そこそこではなく本気の防寒ブーツ
雪国向けの冬用防寒ブーツで、防水&滑りにくいソールのものを。
足先が冷えると、その時点で外にいられる時間が一気に短くなります。

╲外にいられる時間が変わる╱

② 厚手ウール靴下をケチらないこと
「なんとなくの靴下1足」ではなく、きちんと暖かい厚手ウール靴下を2〜3足。
足先の快適さは、ブーツよりも“靴下”で差が出ることも多いです。

╲厚手ウールで足元の暖かさを底上げ╱

③ ミトン手袋インナー手袋で二重構造にする
5本指グローブだけより、ミトン+薄手インナー手袋の二重構造のほうが圧倒的に暖かく、カメラやスマホ操作もしやすくなります。

╲撮影中も手先が冷えにくい╱

この3つに加えて、耳まで覆えるニット帽 と、口元~鼻まで上げられるネックウォーマー も“末端の防寒”の一部です。

上半身のダウンやアウターは現地レンタルでも何とかなることが多いですが、
顔まわりは自分に合ったものを日本で用意しておく ほうが安心です。

オーロラ撮影・夜間観賞に必要なカメラ&スマホまわりの持ち物

オーロラは「目で見るだけ」でも十分感動しますが、あとから振り返ったり、家族や友人に見せたりするために、せっかくなら写真や動画にも残したいところです。

ただし、真冬の北欧・北極圏のオーロラ撮影には、

‐ 暗闇での操作が難しい
‐ 寒さでバッテリーが一気に減る

という“オーロラ特有の条件”があります。

ここでは、スマホ派とカメラ派、それぞれに必要な撮影アイテムと、両方に共通する電源まわり・夜間観察アイテムを整理しておきます。


スマホ派に必須な撮影アイテム

スマホのカメラ性能がかなり上がってきているので、「とりあえずスマホで撮れればOK」という人も多いと思います。

その場合でも、最低限これだけは意識しておくと、さらに綺麗なオーロラ写真が撮れるはずです。

▼スマホ撮影グッズ

  • スマートフォン本体
    夜景モードや長時間露光に対応している機種だと◎。
    古い機種でも撮れないわけではないので、過度に心配する必要はありません。
  • オーロラ / 夜景撮影に強いカメラアプリ
    iPhoneなら NightCap Camera や ProCamera など、シャッタースピードやISOを手動でいじれる“長時間露光アプリ”を1つ入れておくと安心です。
    Androidの人は、標準カメラの「プロモード」か、Camera FV-5 や Manual Camera DSLR のようなマニュアル撮影アプリがあると、夜空がきれいに撮りやすくなります。
  • ミニ三脚 / スマホホルダー付き三脚
    オーロラ撮影は基本的に“長めのシャッター”なので、手持ちだとどうしてもブレやすいです。
    荷物にならない小さめの三脚でも、あるのとないのでは大違い。
  • スマホ用の防寒ケース断熱ポーチ
    氷点下の環境では、スマホのバッテリーがいつもより減りやすくなります。
    中綿やダウン素材のスマホ用“断熱ポーチ”があると冷えを抑えられて、撮影できる時間を
    少し延ばしやすいです。

※特に iPhone は寒さに弱く残量があっても急に電源が落ちる ことも。
ポケット内側で温めるだけでも差が出ます。

╲ iPhoneは冷え対策があると安心╱

カメラ派に必須な撮影アイテム

「せっかく行くなら一眼やミラーレスでガッツリ撮りたい」という人は、アイテムの数が増えるぶん、“忘れ物”もしがちです。

最低限、次のセットを意識して準備しておくと安心です。

▼カメラ撮影グッズ

  •  ミラーレス /一眼カメラ
    マニュアル撮影ができるものを。
    夜空を撮るには、シャッタースピードやISOを自分で調整できることがほぼ必須です。
  • 広角レンズ
    オーロラをしっかり撮りたい人は、「広角(空を広く入れられる)で、F2.8 くらいまで明るくできるレンズ」 があると理想的です。
    フルサイズの場合は14〜24mm前後、APS-Cのカメラなら換算16〜24mm前後の広角レンズがよく使われます。
    とはいえ、キットレンズしか持っていない場合でも撮れないわけではないので、まずは手持ちの機材でチャレンジしてOKです。
  • しっかりした三脚
    風が強い日もあるので、華奢すぎる三脚だとブレやすくなります。雪の上でも安定しやすいタイプを1本。
  • 予備バッテリー
    寒さでバッテリーの減りが早くなるので、普段の撮影で使う本数の2倍くらいを目安に持っていくと安心です。
  • メモリーカード余裕のある容量
    RAWで撮る人は特に、容量に余裕をもって。予備カードも1枚入れておくと、「カードエラー」の不安が減ります。
  • レンズクリーナー・クロス
    雪や結露でレンズが曇りやすいので、拭けるものをポケットに1枚入れておきましょう。

スマホ派・カメラ派共通であると安心なアイテム

  • ヘッドライトまたは小型ライト
    スマホのライトでも代用できますが、ヘッドライトがあると両手が空くので、三脚の設置やカメラの操作がぐっと楽になります。
    足元の確認にも便利です。
  • ハンドカフ手袋の落下防止ストラップ
    写真撮影やスマホ操作のたびに手袋を外していると、「片方だけ落とした」「風に飛ばされた」「暗い中で見つからない」といったトラブルが起きがち。
    ヘストラのハンドカフのようなリストストラップを付けておくと、手袋を外しても手首にぶら下げておけるので安心です。
╲手袋の落下を気にせず撮影に集中できる╱

スマホ派・カメラ派共通で用意したい“電源まわり”

スマホでもカメラでも、冬のオーロラ旅で共通する一番の敵は「バッテリーの消耗」です。

撮影だけでなく、オーロラ予報・地図アプリ・ツアー会社との連絡など、電源がないと不安になりやすい場面も多いので、ここはしっかり準備しておきましょう。

▼共通の電源まわり

  • モバイルバッテリー
    スマホ用やカメラ、その他の機器と兼用で1つ、できれば2つ。
    ポケットの内側に入れておくと、冷えにくくなります。
  • 各種充電ケーブル
    スマホ・カメラ・ヘッドライトなど、機器ごとにケーブル形状が違うことも多いので、家を出る前に一度並べて確認を。
  • コンセント変換プラグC・SEタイプ
    北欧では基本的にヨーロッパ仕様のプラグです。
    ホテルで充電できないと困るので、1つは必ず持っていきましょう。

オーロラツアー&長時間待機を快適にするアイテム

オーロラツアーでは、バスやミニバンで移動しながら、郊外の暗い場所で外に出て長時間待つことが多いです。

同じマイナス気温でも、待ち時間をどう過ごすかで「楽しい夜」になるか「つらいだけの夜」になるかがけっこう変わってきます。

ここでは、“オーロラが出るまでの待ち時間を少しでも快適にするための持ち物 を中心にピックアップします。

▼待ち時間にあると助かるもの

  • 保温ボトル温かい飲み物用
    外で数時間待っていると、温かい一口が本当に救いになります。
    お茶・スープ・ホットココアなど、ホッとできる飲み物を入れておくと、気持ちの余裕もだいぶ違います。
  • 断熱マット / 折りたたみ座布団
    雪の上や冷えたベンチにそのまま座ると、お尻から一気に体が冷えます。
    薄い折りたたみタイプのマットでも、1枚あるだけで待ち時間の快適さがぐっと変わります。
╲雪の上で待つなら、1枚あると快適度が変わる╱
  • 使い捨てカイロ腰用
    足りない分をカイロで“ちょっと足す”くらいの感覚がおすすめです。
    末端が冷え始めたときに、外にいられる時間を少しだけ延ばしてくれるサポート用に。
  • 小さなスナック
    氷点下の中で長時間待っていると、体温維持のためにエネルギー消費が増えて、お腹が空きやすくなります。
    カロリーメイトやソイジョイなど、手袋をしたままでも食べやすいバータイプのお菓子が便利です。
  • ポケットティッシュ
    鼻をかむ、軽い汚れを拭き取るなど、地味に出番が多いアイテム。
    暖かい室内と屋外の寒さの温度差で鼻水が出やすくなるので、ポケットティッシュを数個入れておくと安心です。

ちなみに、オーロラ観賞のあとにどっと疲れが出て、お腹が空いてしまう人も多いです。
私自身も、氷点下の中で数時間オーロラを待ったあとは小腹が空いてきて、
カップラーメンインスタント春雨スープ をよく食べています。

部屋でさっと作れる温かい軽食が1〜2個あると、「寒い夜を乗り切ったごほうび」的にうれしいので、荷物に余裕があれば入れておくのもおすすめです。

冬の北欧で滞在中ずっと使う“街歩き&日中観光”の持ち物リスト

オーロラ観賞がメインでも、日中は街歩きやフィヨルド観光、カフェ巡りなど、ふつうの観光の時間もたっぷりあると思います。
「日中用の持ち物」と「オーロラ用の持ち物」を完全に分けてしまうと荷物が増えてしまうので、できるだけ両方で使い回せるアイテムを選ぶのがおすすめです。

ここでは、街歩きとオーロラツアーのどちらでも活躍する持ち物 に絞ってリストアップします。

リュック&貴重品ポーチ|オーロラツアーでもそのまま使えるバッグ

▼バッグまわり

  • 貴重品ポーチ / ウエストポーチパスポート財布用
    パスポート・財布・スマホなどは、体から離さない小さめポーチにまとめておくと安心です。
    夜のオーロラツアーでも、そのままアウターの中に下げておけます。
  • 小さめのリュック / ショルダーバッグ
    日中の街歩き用バッグは、そのまま「オーロラ待機用の夜バッグ」にも流用できます。
    保温ボトル・カメラ・カイロなどをまとめて入れられるサイズのものが使いやすいです。


街歩き&日中観光の便利アイテム

▼街歩きで役立つもの

  • サングラス日中の眩しさ対策 / 極夜以外
    晴れた日の雪面や海面はかなり眩しく、目が疲れやすくなります。
    極夜のように太陽がほとんど上がらない時期を除けば、偏光サングラスがあると日中の観光もだいぶラクになります。
  • 折りたたみエコバッグスーパーお土産用
    北欧では、基本的にレジ袋は有料。スーパーでの買い物や、お土産が増えたとき用に1枚あると便利です。
    夜のオーロラツアーで、予備の衣類やカメラなどをまとめて入れるサブ袋としても使えます。
  • 軽量の折りたたみ傘地域による
    海沿いの街では、雪まじりの雨やみぞれの日もあります。
    風が強くないエリアなら、軽い折りたたみ傘が1本あると街歩きがラクです(基本的な防水は、防水アウターでカバーできます)。
  • リフレクター反射バンドキーホルダーなど / 極夜期
    極夜の時期は日中でも薄暗い時間が長く、車から見えにくくなります。
    バッグやアウターに小さな反射キーホルダーや反射バンドをつけておくと、歩行時の安心感が少しアップします。

▼滑り対策必要な人だけでOK

  • 簡易アイゼン / 靴用スパイク
    坂道が多い街や、路面がツルツルに凍りやすいエリアではあると安心なアイテムです。
    観光中の転倒防止はもちろん、オーロラツアーで暗い駐車場や雪道を歩くときにも役立ちます。
╲雪道・凍結路の転倒対策に╱

オーロラ旅行の体調管理アイテム&貴重品チェック

冬の北欧・北極圏のような環境が厳しい場所では、ちょっとした体調不良が旅全体に大きく影響します。
使い慣れた薬やケア用品を少しだけ持っていくだけでも、不安はかなり減るはずです。

さらに、パスポートやクレジットカード、保険まわりでトラブルがあると、そもそも旅を楽しめなくなってしまいます。
ここでは、出発前にサクッと確認しておきたい「体調管理アイテム」と「貴重品・書類」をまとめておきます。

体調管理&トラブル対策アイテム

▼体調を崩さないための基本セット

  • 常備薬頭痛薬風邪薬胃腸薬など
    飲み慣れた薬が一番安心です。現地の薬局でも買えますが、成分や説明が分かりにくいことも多いので、最低限のセットは日本から持っていきましょう。
  • いつも飲んでいる処方薬
    持病の薬は、滞在日数+数日分の予備を目安に。遅延や欠航があっても困らないようにしておくと安心です。
  • 酔い止めバス船に弱い人
    オーロラツアーやフィヨルド観光では、バス移動やボートに乗ることもあります。乗り物酔いしやすい人は、数回分だけでも入れておくと心強いです。
  • 絆創膏簡易テーピング
    靴ずれや軽い擦り傷用に。雪道や凍結路を歩き慣れていないと、思わぬところが擦れたりするので、小さなセットが1つあると便利です。
  • 目薬
    機内や室内の暖房で目や喉が乾燥しやすくなります。長時間フライトや、乾燥が気になる人は1本あると楽です。
  • のど飴
    冷たい空気と暖房の繰り返しで、喉がイガイガしやすくなります。移動中や待ち時間のお供に。

乾燥と冷気から肌を守るケア用品

冬の北欧・北極圏は、日本よりも「乾燥×冷気」の刺激がかなり強めです。

私が暮らしているスヴァールバルでは、
真冬だと室内干しの洗濯物が2〜3時間で乾いてしまうくらい空気が乾いています。

日本の冬の感覚のままで来ると、唇や手、顔まわりがあっという間にカサカサになりがちです。

▼乾燥・冷気対策

  • リップクリーム
    氷点下の乾いた空気と室内の暖房で、唇はすぐに荒れやすくなります。
    ひび割れすると食事や会話もつらくなるので、普段使い慣れたものを1本。
  • ハンド&ボディクリーム
    手洗いやアルコール消毒の回数が増えると、指先〜手の甲がガサガサになりがちです。
    小さめのチューブを1本、ポケットかバッグに入れておくと安心です。
  • 保湿力の高いフェイスクリーム
    日中の観光とオーロラ待機を繰り返していると、頬や口まわりがカサつきやすくなります。
    普段より少ししっとりめのフェイスクリームが1つあると、肌の負担がかなり軽くなります。


あると安心な日用品セット(アメニティが少ないホテル対策)

オーロラ旅行だからといって、洗面用具が特別になるわけではありませんが、
北欧のホテルは日本と違い、アメニティがかなりシンプル

基本的にスリッパは置いていないところが多く、
ソープ類も「オールインワン1本だけ」
または「ボディソープ+シャンプーのみ」というホテルがほとんどです。

▼日用品の目安

  • 歯ブラシ歯みがき粉洗顔料
    歯ブラシ類が置いていないホテルも多いので、日本から持参したほうが安心です。
    洗顔料も必要ならトラベルサイズを。
  • コンタクトレンズメガネ
    オーロラ自体はメガネでも問題なく見えますが、室内と屋外の出入りでレンズが曇りやすいのが難点。
    使い慣れている人なら、オーロラ観賞時だけコンタクトにしておくと快適です。
  • 使い捨てスリッパ / 携帯スリッパ
    北欧のホテルは基本的にスリッパなしが標準です。
    部屋でリラックスしたい人や、共同スペースに出るときに靴を履きたくない人は、スリッパが1足あると便利です。
  • シャンプーコンディショナーこだわりがある人
    備え付けは“とりあえず洗えるオールインワン”という感じのことも多いので、髪質や香りにこだわりがある人は、自分に合うものを小さいボトルで用意しておくと安心です。
  • 衣類用の圧縮袋
    セーターやフリースなど冬服はかさばりがちなので、衣類用の圧縮袋が1〜2枚あると便利です。
    ただし、ダウンジャケットなど本格的な防寒アウターは、長期間ぎゅうぎゅうに圧縮すると傷みやすいので、「移動中だけ」「帰りだけ」など短時間の利用にとどめるのがおすすめです。


最低限おさえたい貴重品・書類

▼これだけは絶対に忘れたくないもの

  • パスポート
    有効期限が十分に残っているかどうかも、出発前に必ず確認を。
  • 航空券ホテルツアー予約情報
    スマホアプリやメールだけでなく、万が一の場合に備えて「PDF保存」や「印刷した控え」を1セット用意しておくと安心です。
  • 海外旅行保険の情報
    クレジットカード付帯か別途加入かを事前に確認し、保険会社の連絡先・補償内容・保険番号をスマホと紙の両方で控えておくと、いざというときスムーズです。
  • クレジットカードメイン予備1枚
    VISA / Master など、海外で使いやすいブランドを1枚は用意しておきたいところ。
    予備カードがあると、磁気不良や紛失時の安心感が違います。
  • 現金少額
    基本はカード払いでOKで、北欧はかなりキャッシュレスが進んでいます。
    カードが使えない場面に備えて少額の現金もあると安心です。
  • SIMカード / eSIM現地での通信手段
    空港や街中のフリーWi-Fiだけだと、オーロラ予報のチェックやツアー会社との連絡、地図アプリの利用で不安が残ります。
    出発前にSIMカードやeSIMを手配しておくと、現地でもスムーズに動けます。
╲受け取り不要。到着後すぐネットが使える╱

これらは、忘れると旅そのものに影響が出るものばかりです。
出発前と前日の2回はチェックしておくのがおすすめ
記事の最後に「チェックリスト一覧まとめ」を用意しているので、荷造りの最終確認に使ってみてください。

オーロラ旅行で“持ってきたけどほとんど出番がなかったもの”実例

ホテルのベッドの上でスーツケースに冬服を詰めている

最後に、在住者の視点から「正直ほとんど出番がなかった…」というアイテムも挙げておきます。
もちろん旅のスタイル次第ですが、荷物を減らしたい人はこのあたりを削る候補にしてもOK です。

  1. 街用コートや薄手ダウンを何着も

「街歩き用にオシャレなコート」「夜用に薄手ダウン」…と、アウターを2〜3着持ってきても、真冬の北欧・北極圏では結局一番あたたかいアウターしか着ないことがほとんど。
室内はどこも暖かいので、軽いカーディガンやニットしっかりした防寒ジャケット の組み合わせで十分です。

  1. 大量の着替えニットパンツなど

「毎日ぜんぶ着替えたい」と思ってニットやパンツをたくさん持ってくると、スーツケースの半分以上が服でパンパンに…となりがち。
冬の北極圏は汗をかく場面が少なく、
インナーをこまめに替えるミドルは着回す”くらいで十分まかなえることが多いです。

  1. 分厚いマフラーとネックウォーマーを両方

首まわりの防寒はとても大事ですが、マフラー+ネックウォーマーを両方フル装備にすると、かさばるわりに出番が偏りがち。
オーロラ観賞がメインなら、口元〜鼻まで上げられるネックウォーマー1つに絞る ほうが、荷物も軽く、使い勝手も良いです。

  1. ヒールのある靴革靴

「ディナー用に…」とヒールや革靴を持ってきて、雪道が怖くて一度も履かなかった、という声は多いです。
北欧のレストランは基本的にブーツやスニーカーでもまったく問題ないので、
防寒ブーツ街歩き用のフラットシューズ くらいに絞るのがおすすめです。

  1. ドライヤーや大きなヘアアイロン

ほとんどのホテルにドライヤーは備え付けられているので、自前のドライヤーは「念のため持ってきたけれど一度も使わなかった」というケースが多いです。
電圧やプラグの問題もあるので、
どうしても必要な人だけ小さめのヘアアイロンを1本、くらいの感覚でOKです。

  1. カイロを箱買いレベルで大量に

カイロ自体はあると便利ですが、箱ごと持ってくると、正直余らせがちです。
北欧では日本ほど身近には売っていないものの、使う予定の日数に合わせて
1日あたり1〜2枚少し予備くらいを日本で用意しておけば十分
スーツケースのスペースを圧迫するほど大量に持っていく必要はありません。

チェックリストまとめ|オーロラ旅行の持ち物を一気に確認

ここから先は、この記事で紹介してきた持ち物を「アイテム名だけ」でまとめたチェックリストです。
荷造りの前日〜当日に、スマホやPCからそのまま✅を入れながら確認できます。

※ページを再読み込みするとチェックはリセットされます。
必要な人は、メモアプリにコピペしたり、印刷してから使ってください。

▼オーロラ観賞で絶対に忘れたくない必須アイテム10個


防寒アイテムチェック全身

▼上半身

▼下半身

▼末端頭まわり


オーロラ撮影に必要なカメラ&スマホまわりの持ち物

▼スマホ撮影用

▼カメラ撮影用

▼共通であると安心な夜用アイテム

▼電源まわりスマホ派カメラ派共通


オーロラツアー長時間待機を快適にするアイテム


滞在中ずっと使う街歩き日中観光の持ち物

▼バッグまわり

▼街歩きで役立つもの

▼滑り対策必要な人だけ


体調管理トラブル対策アイテム

▼体調を崩さないための基本セット


▼乾燥と冷気から肌を守るケア用品


▼あると安心な日用品セット


▼最低限おさえたい貴重品書類通信手段