【スヴァールバル諸島】ロングイェールビーン3泊4日モデルコース|冬と夏のおすすめ観光プラン

スヴァールバル諸島
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北緯78度、世界最北の町ロングイェールビーン。
「行ってみたいけど、どう計画すればいいんだろう?」
──そんな疑問をお持ちの方に、現地在住の筆者が観光モデルコースをご紹介します。

真冬には太陽が昇らずオーロラが舞い、夏には夜通し白夜の光が続く。
ここでしか味わえない季節の表情こそ、スヴァールバル諸島の大きな魅力です。

この記事を読めば、限られた日数でも北極を満喫できるプランがすぐにイメージできます。
冬は犬ぞりやオーロラ、夏は氷河クルーズや白夜のハイキング──どの季節でも心に残る旅になるはずです。

概要|3泊4日から楽しむスヴァールバル旅

スヴァールバル諸島の旅は、最低でも3泊4日から 計画するのがおすすめです。
ロングイェールビーンの町自体はとてもコンパクトで、博物館やカフェ、ギャラリーを巡る程度なら1日で見て回れます。

それでも短い滞在をおすすめしない理由は、極地ならではの天候の不安定さ

フライトの遅延やキャンセルに加えて、楽しみにしていたアクティビティが天候のために中止になる可能性もあります。
もし滞在が短すぎると「せっかく来たのに体験できなかった…」なんてことにもなりかねません。

だからこそ、最低3泊4日を確保しておくと安心。
街歩き+季節ごとのアクティビティをしっかり楽しめる、バランスのよい日程になります。

滞在日数の目安|日数ごとに広がる体験

  • 3泊4日
    → 街歩き+主要アクティビティ2つ
    例:冬❄️ 犬ぞり+氷の洞窟探検
      夏☀️ 氷河クルーズ+ハイキング
  • 4泊5日
    → 上記+さらに1つアクティビティを追加
    例:冬❄️ 雪山登山
      夏☀️ 野生動物サファリ
  • 5泊6日以上
    → スノーモービルでの遠征やロシアの集落訪問などディープな体験へ

💡 滞在日数の目安は 「街歩きで1日+やりたいアクティビティの数だけ日数を足す」 というイメージです。


季節ごとの主なアクティビティ

  • 冬(11月〜4月ごろ)
    • 犬ぞり体験
    • スノーモービル
    • 氷の洞窟探検
    • 雪山登山
    • オーロラ観賞(極夜シーズン)
  • 夏(5月〜10月ごろ)
    • 氷河クルーズ
    • 野生動物ウォッチング
    • ハイキング
    • カヤック
    • 海釣り
  • オールシーズン楽しめるもの
    • ロングイェールビーンの街歩き
    • 博物館やギャラリー巡り
    • カフェやレストランでの食事

【モデルコース】在住者おすすめ3泊4日観光プラン

ここからは、ロングイェールビーンを拠点に楽しむ 3泊4日のモデルコース をご紹介します。

基本的に街歩きは1日で十分なので、残りの日程は季節ごとのアクティビティを組み合わせて楽しむのがおすすめ。
冬と夏で体験できる内容は大きく異なりますが、全体の流れはほぼ共通しています。

全体スケジュール(3泊4日)

日程メインテーマ主な内容
1日目極地の街に慣れる到着・街歩き・北欧料理ディナー
2日目北極の大冒険1日がかりの本格アクティビティ
3日目のんびり体験+街散策半日ツアー+自由行動
4日目出発時間まで充実お土産探し・散策・出発

Day1:ロングイェールビーン到着!世界最北の町を歩こう

ロングイェールビーンのメインストリートにある炭鉱夫の銅像

ロングイェールビーンに到着する便は昼前後〜夕方着が多め
初日は移動の疲れもあるので、無理せず「街歩き+軽い観光+ディナー」の流れがおすすめです。
町はコンパクトで、主要スポットは徒歩5〜10分圏内にまとまっています。

✈️ 午前到着の場合
 → まずはカフェでランチ、そのあと博物館やショップ巡りへ。
✈️ 午後到着の場合
 → 博物館やギャラリーを先に訪れて、そのまま夕食へ。

Fruene(カフェ)|ランチ&お土産探し

スヴァールバル諸島にある Fruene カフェ店内には毛糸や編み物用品が並ぶ

世界最北のカフェ兼ショコラトリーとして人気のお店。
ほっと落ち着ける空間で、温かい日替わりスープや軽めのランチを楽しめます。
食後は、自家製チョコレートや雑貨などをお土産に選んでみては。
店内には毛糸や小物も置いてあり、ちょっとした“北極の暮らし”を感じられます。

営業時間:月~金 10:00~18:00 / 土 10:00~17:00 / 日 11:00~17:00
住所:Googleマップで見る

Svalbard Museum(博物館)|島の自然と歴史を知る

スヴァールバル博物館内には北極に生息する野生動物たちの剥製が展示されている

スヴァールバルの自然や野生動物、独自の暮らしを学べる定番スポット。
2024年2月に展示がリニューアルされたばかりで、北極の最新情報を学べるのも魅力です。
翌日のアクティビティを“予習”するつもりで訪れると、体験の深まり方がぐっと変わります。

開館時間:毎日 10:00~17:00
入館料:大人 NOK 160 / 子ども18歳以下 無料
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://svalbardmuseum.no/en

Svalbardbutikken|世界最北端のスーパーで生活感を体験

ロングイェールビーン唯一のスーパーマーケット、Svalbardbutikkenの外観

日用品からお土産まで揃う、町の生活拠点となるスーパー。
コンビニや深夜営業の店はないので、初日に軽食や飲み物を買っておくと安心です。

営業時間:月~金 10:00~ 19:00 / 土 10:00~18:00 / 日 15:00~18:00
住所:Googleマップで見る
公式サイト:http://www.svalbardbutikken.no/

ディナー|北極料理を楽しむ

ロングイェールビーンにあるFunken Lodge レストランで実際に食べたカニ料理

到着初日の夜は、北極らしい料理で旅気分を盛り上げましょう。
カジュアルにがっつり食べるもよし、雰囲気重視で特別な時間を過ごすのもよし。
気分に合わせて選んでみてください。

🔹 カジュアルに楽しむなら → Restaurant Kroa

ロングイェールビーンにあるRestaurant Kroa店内の雰囲気

木の温もりある空間で地元の人々に人気のレストラン。
ヘラジカ肉バーガーなどボリューム満点の料理は旅行者にも評判です。

営業時間:毎日 11:30〜01:00
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://www.kroa-svalbard.no/?lang=en

🔹 雰囲気を楽しむなら → Mary-Ann’s Vinterhagen

ロングイェールビーンにあるMary-Ann’s Vinterhagenレストランは、ガラス張りの店内に植物がたくさん置いてあって温室のような雰囲気

“スヴァールバル唯一の緑のオアシス”と呼ばれる温室風のレストラン。
植物に囲まれた空間で、トナカイやアザラシ肉など北極らしい料理をゆったり味わえます。

営業時間:毎日 18:00〜22:00
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://polarriggen.com/eat-drink/

📌 ワンポイント
2日目は早朝からのツアーが多いため、夜更かしせずしっかり休んでおきましょう。


Day2:丸一日!北極アクティビティで大冒険

ロングイェールビーン2日目は、旅のハイライトとなる 本格アクティビティに挑戦する日
夏と冬で体験内容は大きく異なりますが、どちらも朝から夕方まで1日をたっぷり使うのがおすすめです。

午前〜日中:アクティビティに出発

❄️ 冬の場合(犬ぞり体験・スノーモービルツアー)
雪原を走り抜け、遠方の谷や氷河を目指す北極らしい冒険。

スヴァールバル諸島の雪景色を犬ぞりで駆け抜けるツアーガイド

✅ 現地在住の筆者おすすめ

  • テンペルフィヨルドへのスノーモービルツアー
    (所要:7時間 / 難易度★★★)
    → 比較的平坦なルートで運転しやすく、初心者でも安心。真っ白な谷を駆け抜ける爽快感は格別です。
  • Scott Turner氷河への犬ぞりツアー
    (所要:約7時間 / 難易度★★★)
    → 犬たちの力強い走りに導かれながら氷河へ。犬ぞりやスキーでしかアクセスできない氷の洞窟を訪問します。

☀️ 夏の場合(氷河クルーズ・野生動物ウォッチング)
ボートでフィヨルドを進み、クジラやセイウチ、ホッキョクグマに出会えるチャンスも。

初夏で雪がまだ少し残る中、ロングイェールビーン周辺のフィヨルドをハイブリッド船で巡る

✅ 現地在住の筆者おすすめ

  • Nordenskiöld氷河クルーズ
    (所要:7時間 / 難易度★★)
    → 雄大な氷河を間近に眺めながら、クジラやベルーガに出会える人気ツアー。船上で感じる冷たい空気は、極地ならでは。
  • セイウチサファリツアー
    (所要:5時間 / 難易度★★)
    → RIBボートでセイウチのコロニーへ。群れで寝そべる姿や豪快に海へ飛び込む様子は迫力満点です。

💡 冬夏の共通ポイント
ほとんどのツアーは午前中に出発し、午後〜夕方に帰着します。

夕方:町に戻る&ひと休み

アクティビティから戻ったら、まずはホテルで一息。
そのあとはカフェやギャラリーに立ち寄って、静かな時間を楽しみましょう。

🔹 Café Huskies(カフェ)

Café Huskiesの店内ではハスキー犬が寝そべっている

数匹のハスキー犬と触れ合えるユニークなカフェ。犬好きにはたまらない癒し空間。

営業時間:毎日 11:00~17:00
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://cafehuskies.company.site/

🔹 Nordover(アートギャラリー)

ロングイェールビーン街中にあるNordover(アートギャラリー)の外観

小さなアートギャラリー。地元アーティストの作品を鑑賞した後は、併設カフェでのんびりできます。

営業時間:月、水、木、土 10:00~18:00 / 金、日 10:00~20:00
定休日:火曜日
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://www.nordoversvalbard.no/

夜:無理せず休む時間に

極地でのアクティビティは体力をしっかり消耗します。
夜は無理をせず、ホテル内のレストランやテイクアウトで気軽に夕食を楽しむのが安心です。

✅ テイクアウト対応レストラン

  • Barentz Gastropub:ピザやバーガー、サンドイッチなど定番メニューが揃う
  • NUGA Sushi & Noodles:世界最北端の和食レストラン。寿司やラーメンが人気
  • Saenphet Thai:本格タイ料理。テイクアウト&デリバリー対応

📌 ワンポイント
Day2は「1日=1つのアクティビティ」が鉄則。
予定を詰め込みすぎず、午後や夜は余裕を持たせることで、旅を最後まで快適に楽しめます。


Day3:午前は半日ツアー、午後はのんびり街時間

2日目で北極の大自然を満喫したら、3日目は少しペースダウン。
午前は半日ツアーで“ちょっとだけ冒険”、午後は街歩きやショッピングで“ゆったり時間”を楽しみましょう。

午前:半日ツアーに参加

❄️ 冬の場合(氷の洞窟探検・バス観光ツアー)
街のすぐ近くで絶景や氷の洞窟を体験できる、手軽な北極アクティビティ。

ロングイェールビーン周辺の雪山に停まる雪上車

✅ 現地在住の筆者おすすめ

  • 氷の洞窟探検(スノーキャットで氷河へ)
    (所要:約3時間 / 難易度★★)
    → ロングイェール氷河にある透明に輝く洞窟を探検。雪上車で楽にアクセスでき、街やフィヨルドを一望する絶景も楽しめます。
  • ガイド付きバス観光ツアー
    (所要:2時間 / 難易度★)
    → ロングイェールビーン周辺の主要スポットを効率よく巡れる人気プラン。極寒の中を長時間歩かずに済むのも魅力です。

☀️ 夏の場合(ハイキング・炭鉱見学)
白夜の光の下で自然や歴史にふれる、特別な半日体験。

ロングイェールビーン郊外にあるハイキングコース山頂からの眺め

✅ 現地在住の筆者おすすめ

  • Blomsterdalenへのハイキング
    (所要:4時間 / 難易度★★★)
    → アドヴェントフィヨルドと山々を見渡す絶景ルート。途中で「世界種子貯蔵庫」の外観も見学できます。
  • Mine 3 炭鉱ツアー
    (所要:約3時間 / 難易度★★)
    → 閉山した炭鉱の内部をヘルメットをかぶって探検。当時の作業風景や暮らしを追体験できるツアーです。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。
▶ 炭鉱の歴史に触れる半日ツアー体験記|極地で“過去”にタイムスリップ

午後:街歩き&ショッピング

午前ツアーから戻ったら、午後はのんびりと街歩きを楽しみましょう。
カフェで一休みしたり、ショップでお土産を探すのもおすすめです。

🔹 Lompen Senteret(ショッピングモール)
 雑貨から本格的なアウトドアギアまで品ぞろえ豊富。お土産探しにも◎

ロングイェールビーン街中にあるLompen Senteret(ショッピングモール)の中には複数のお土産屋が入っている

営業時間:月~金 10:00-18:00 / 土 10:00-16:00 / 日 11:00-16:00
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://lompensenteret.no/praktisk-informasjon/welcome-to-lompensenteret/

🔹 Skinnboden Arctic Products(雑貨店)
 アザラシなどの毛皮製品や北極らしいクラフトアイテムが並ぶ人気店

Skinnboden Arctic Products(雑貨店)では、店内にはアザラシやホッキョクグマ、ホッキョクギツネなどの革製品が並ぶ

営業時間:月~金 10:00-18:00 / 土 10:00-16:00 / 日 11:00-16:00
住所:Googleマップで見る
公式サイト:https://skinnboden.no/

🔹 Barbara Foto & Ramme AS(ギャラリーショップ)
 地元アーティストの写真や工芸品がそろうギャラリーショップ。

Barbara Foto & Ramme AS(ギャラリーショップ)の店内には地元アーティストの写真や絵画が並ぶ

営業時間:月~土 10:00-18:00
定休日:日曜日
住所:Googleマップで見る

夜:旅の締めくくりに特別なディナーを

3日目の夜は少し贅沢に、雰囲気のいいレストランやクルーズで最後のディナーを楽しみましょう。

🔹 Gruvelageret
 元炭鉱施設を改装したレストラン。キャンドルの灯りに包まれた空間はロマンチックで特別感あり。
 ※ ディナーのみ(18:00~)要予約

ロングイェールビーンの町外れにあるGruvelageretレストラン店内のおしゃれな雰囲気

🔹 Funktionærmessen Restaurant
 ホテル内にあるレストラン。窓からフィヨルドや山々を眺めながら、シーフードやトナカイ料理を堪能できます。
 ※ 夜は混みやすいため、事前予約が◎

ロングイェールビーンにあるFunktionærmessen Restaurant店内のシックで落ち着いた雰囲気

☀️ 夏限定:ディナークルーズ
 白夜の光に包まれたフィヨルドや氷河を眺めながらの船上ディナー。スヴァールバル滞在の締めくくりにもぴったりです。

もし体力に余裕があれば――
❄️ 冬 … ホテル周辺でオーロラ観賞に挑戦
☀️ 夏 … 白夜の光の下で夕暮れ散歩

📌 ワンポイント
Day3は「午前に体験+午後は街時間」のバランスが心地よい一日。
余裕を持つことで、ショッピングやカフェ巡りなど街ならではの魅力をゆっくり楽しめます。


Day4:出発までの自由時間を楽しむ

帰りのフライトは昼ごろ〜夕方発が多め。
最終日は午前の時間を有効に使って、お土産探しや小さな散策を楽しみましょう。

午前:お土産探し&街歩き

ロングイェールビーンにあるスーパー店内では土産物コーナーもあり、お土産品が充実している

出発前にお土産を探すなら、スーパーの Svalbardbutikken は品揃えが充実していて、最後のチェックにぴったりです。

空港内にも同じ系列の小さな店舗があり、チョコレートや雑貨など定番のお土産はそろうので、買い忘れがあっても大丈夫。

時間に余裕があれば、町周辺にある小さな丘やビューポイントを歩いてみましょう。
気軽に歩ける絶景スポットからは、町やフィヨルドを一望できます。

詳しくはこちら:【スヴァールバル諸島】個人で観光できる!絶景スポット10選

📌 ワンポイント
ショップの開店時間は平日10:00~、週末11:00~が一般的。
空港シャトルバスは フライト出発の約2時間前に市内を出発 するため、買い物や散策は早めに切り上げると安心です。

4泊5日以上のアレンジプラン

ロングイェールビーン近郊のフィヨルド沿いを走るスノーモービル

3泊4日でも北極らしい体験は十分に楽しめますが、もう1日余裕があるだけで選べるアクティビティが大きく広がります。

在住している私の感覚では、「やりたいアクティビティ1つにつき1日追加」と考えるとわかりやすいです。

冬におすすめの追加アクティビティ

  • 東海岸へのスノーモービルツアー
    (所要:約10時間 / 難易度★★★★)
    → スヴァールバルらしい本格的な冒険。広大な氷原を越えて進み、ホッキョクグマなどの野生動物に出会えるチャンスも。
  • Coles Bayへのスノーモービルツアー
    (所要:約5時間 / 難易度★★★)
    → 氷河や渓谷を抜け、旧ソビエトの炭鉱集落へ。荒涼とした廃墟の雰囲気が探検心を刺激します。
  • Larsbreen 氷河ハイキング
    (所要:約5時間 / 難易度★★★)
    → ガイドとともに氷河を歩き、青く輝く氷の洞窟へ。体力に余裕のあるアクティブ派におすすめ。
  • オーロラ観賞
    → 滞在日数が増えることで「再挑戦」できるのが大きな魅力。運が良ければ迫力満点のオーロラが見られるかも。

夏におすすめの追加アクティビティ

  • カヤック体験
    (所要:約4時間 / 難易度★★★)
    → 静かなフィヨルドを漕ぎ進む体験。初心者も安心して参加でき、手軽に極地の自然を感じられます。
  • Trollsteinen ハイキング
    (所要:約7時間 / 難易度★★★★)
    → 標高850mの山頂から360度の大パノラマ。夏ならではの本格トレッキングに挑戦できます。
  • ニーオーレスン 日帰りツアー
    (所要:約12時間 / 難易度★★)
    → 最北の集落を訪れる特別な1日。研究拠点の独特な雰囲気と雄大な自然を体感。
  • バレンツブルグ&ピラミーデン 日帰りツアー
    (所要:約8〜10時間 / 難易度★★)
    → ボートで旧ソ連の炭鉱町へ。異国情緒と歴史を感じるユニークな体験。

冬も夏も楽しめる+α体験

  • Platåfjellet ハイキング
    (所要:約3~5時間 / 難易度★★★)
    → 町の裏山から、ロングイェールビーンとフィヨルドを一望。手軽に絶景を味わえる定番コース。
  • 北極サウナ体験
    (所要:約2時間/難易度★)
    → 水上サウナで温まった後は、希望者は海へ飛び込むことも可能。極地ならではの爽快体験。
  • 世界最北のビール醸造所見学
    (所要:約1時間半/難易度★)
    → 醸造の裏話を聞きながら、5種類のクラフトビールを試飲。お酒好きや気軽に楽しみたい人に。
  • 地元イベントや文化体験
    音楽フェスやフードイベントなど、タイミングが合えばぜひ参加を。旅行ではなかなか味わえないローカル感があります。

失敗しない!ロングイェールビーン観光の5つのヒント

ロングイェールビーン町外れにあるホッキョクグマ注意標識

ちょっとした工夫で、限られた日数の北極旅行もぐっと快適に。
現地在住者の視点から、押さえておきたいポイントをまとめました。

真冬(12月〜2月)は予備日を追加
 この時期は天候不良でフライトがキャンセルや遅延することも。
可能であれば、+1日余裕を持たせると安心です。

アクティビティは事前予約を
 人気ツアーはすぐ満席になります。特に観光ハイシーズンの冬(3~4月)や夏(7~8月)は早めの予約がおすすめです。

③ “1日1アクティビティ”が快適
 午前と午後に詰め込みすぎると体力的にかなりきついです。余裕を持ったスケジュールの方が、旅を最後まで楽しめます。

街歩きは1日でOK
 ロングイェールビーンはとてもコンパクト。町の外に広がる大自然こそがスヴァールバル諸島の魅力なので、残りの日程はツアーに充てた方が満足度が高いと思います。

⑤ 宿泊は町の中心部に
 特に冬は移動が大変になるため、中心部に泊まると観光や食事にも便利。徒歩圏内で主要スポットを回れるのもメリットです。

この5つを意識するだけで、短い滞在でもストレスなくロングイェールビーンを楽しめます。

まとめ|限られた日数で北極を満喫するために

ロングイェールビーンの旅は、街歩きの穏やかな時間から、氷の洞窟探検や氷河クルーズといった北極ならではの体験まで楽しめるのが大きな魅力です。

3泊4日でも十分に充実した滞在ができますが、1〜2日足すだけで体験の幅はぐっと広がり、より満足度の高い旅になります。

一方で、天候やフライトの遅延など“極地ならではの不確実さ”もつきもの。
だからこそ、快適に楽しむためには次のポイントを意識しておきましょう。

✅ 滞在は最低3泊4日から
✅ アクティビティは1日1つを基本に、余裕あるスケジュールを
✅ 人気ツアーは早めに予約を

この3つを押さえておけば、短い日数でも安心して北極の魅力を満喫できます。

記事内で紹介したモデルコースやアレンジプランを参考に、ぜひ自分だけのスヴァールバル旅行を計画してみてくださいね。

📌 ホテル選びのコツはこちらで詳しく解説しています。
【スヴァールバル諸島】ホテル選びガイド|在住者おすすめの宿&滞在エリアを徹底紹介

※本記事の内容は掲載時点の情報です。
営業時間や料金などは変更になる場合がありますので、旅行前に必ず公式サイト等で最新情報をご確認ください。