【ノルウェー】トロムソ発着フィヨルド体験記|半日で楽しむ北極圏の絶景クルーズ

ノルウェー

ノルウェー北部に位置し、北極圏の玄関口とも呼ばれる街、トロムソ。
ここでは、一年を通して大自然を体感できるアクティビティが数多く用意されています。

その中でも人気なのが フィヨルド観光クルーズ
迫力ある山々や入り組んだ海岸線を船で巡りながら、野生動物や北極圏ならではの絶景を楽しめるツアーです。

今回は評判の高い 半日クルーズツアー に実際に参加してきました。
この記事では、ツアーの基本情報から参加レポートまで、これから旅行を計画する方に役立つ内容をまとめています。

こんな方に向いています◎
  • 北極圏ならではのダイナミックな景色を楽しみたい
  • オーロラ鑑賞の合間に、昼間の観光も充実させたい
  • ゆったり過ごせる自然体験を探している

トロムソ発のフィヨルド観光クルーズとは?

北極圏の海をのんびりとめぐる、トロムソ発の半日クルーズツアー
美しいフィヨルドの風景に囲まれながら、野生動物や野鳥を探す人気のアクティビティです。

船内の暖かいキャビンでリラックスするもよし、オープンデッキに出て本格的に観察を楽しむもよし。
自分のペースで、北極圏の大自然を満喫できます。

さらに、途中にはガイドおすすめのポイントで海釣り体験も!
運がよければ、釣れた魚がそのままランチスープに使われることもあります。

「オーロラ以外にも昼間の時間を楽しみたい」「北極圏らしい自然体験をしてみたい」
そんな方にぴったりの、満足度の高いツアーです。

基本情報まとめ|参加前に知っておきたいこと

ここからは、実際に参加する前に知っておきたい基本情報をまとめて紹介します。

ツアーに含まれているもの
  • 英語ガイド
  • 温かい魚のスープ(ビーガンオプションあり)
  • ホットドリンク & クッキー
  • 防寒スーツの貸し出し
  • 釣り具一式
服装アドバイス(持ち物)
  • 厚手の服を重ね着(2枚以上)
  • 防寒手袋
  • ニット帽、ネックウォーマー(またはマフラー)
  • 冬用の防寒ブーツ

※ 船上は風が強く冷えるので、防寒対策はしっかりと
中に着る服は「動きやすさ」と「保温性」の両方を意識して、ウールやフリース素材がおすすめです。

どんな生き物に出会える?

静かなフィヨルドをゆっくりと進みながら、「どこかに動物はいないかな?」と目をこらす時間も、このツアーの楽しみのひとつです。

▼ 観察できるかもしれない野生動物たち

  • アザラシ・カワウソ・イルカ・ゴンドウクジラ
  • トナカイ・ヘラジカ
  • オオワシ・パフィン・ウミガラス・ホンケワタガモ など

※野生動物のため、出会える生き物は日によってさまざま。季節や天候によっても見られる種類が変わります。

オオワシ
オオワシ
ウミガラス
ウミガラス
ホンケワタガモ
ホンケワタガモ
パフィン
パフィン

📅 開催情報(2025年版)

  • 開催期間:通年(天候による中止は少なめ)
  • 所要時間:約5時間
  • ツアー開始時間:10:00
  • 参加人数:6〜30名

💰 ツアー料金(2025年)

  • 大人 … NOK 1,500
  • ユース(13~17歳)… NOK 1,350
  • 子ども(5~12歳)… NOK 850
  • 乳幼児(4歳以下)… NOK 500

→ 年齢別に料金がしっかり設定されていて、家族旅行にもおすすめです

📍 集合場所

出発の15分前までに、Polar Adventuresオフィス前に集合。

オフィスはトロムソ市街中心部の港エリアに位置しており、ホテル送迎は基本的になし。
ただし、街中の宿泊施設からなら徒歩でもアクセスしやすい立地です。
初めてのトロムソ旅行でも安心して集合できます。

【体験レポ】当日の流れとリアルな雰囲気を紹介!

実際に参加してきたクルーズ当日の様子を、流れにそってレポートします!

集合~出発前の様子

トロムソの港に停船しているクルーズ船

この日は、宿泊していたホテルから徒歩で港へ。
トロムソの中心街はコンパクトで、多くのホテルから港まで徒歩でアクセスできます。

集合時間はツアー開始15分前の 9:45。
ぴったりに到着すると、すでに数名の参加者が集合していました。

「今日は少人数かな?」と思いきや、その後も続々と人が集まり、最終的には 50〜60人 に!
参加者は2隻の船に分かれて乗船しました。

受付を済ませたら、どちらの船に乗るかをガイドから案内されます。
キャビン内はフェリーのような3列シートで、座席指定なし=早い者勝ち

窓側席や同行者と並びたい場合は、少し早めに集合するのがおすすめです!

クルーズ船のキャビン内

クルーズスタート!

この日は、天気が良さそうな北側ルートへ出発。
まずはトロムソのランドマーク「トロムソ大聖堂」の前を通り過ぎ、フィヨルドの広がる絶景の中へクルージングが始まります。

トロムソ大聖堂

最初はどんよりしていた空も徐々に晴れていき、遠くの山々までくっきり見えるように。

オープンデッキに出れば、北極圏らしい冷たい風を全身で感じることができます。
寒くなったらキャビンに戻って、暖を取りながらリラックス。

ツアー中はホットドリンクやクッキーが自由に用意されていて、好きなタイミングでほっとひと息つけるのも嬉しいポイントでした。

トロムソ郊外の風景

海釣り体験とランチタイム

途中、船は一時停泊し、希望者は海釣り体験に参加できます。

この日は残念ながら不漁で釣れませんでしたが、運が良ければ10kg級のタラが釣れることもあるそうです!

海釣り体験
釣り竿

昼食には、温かいサーモン入りフィッシュスープが提供されました。
野菜もたっぷり入っていて、見た目以上に具だくさんで食べ応えもばっちり。

しかもスープはおかわり自由。冷えた体に染みる、やさしい味でした。

サーモンと野菜のスープ

帰港~ツアー終了まで

食後は、トロムソ市街に向かってのんびり帰航。
2月中旬のトロムソは極夜が明けているとはいえ、午後3時ごろにはすっかり夕暮れに。

港に戻ったら、集合場所と同じ場所で解散となります。

フィヨルドから見る夕焼け

この日のクルーズルートは、港から北へ少し進んだあたりまで。

限られた時間でも十分に満喫できて、「昼間も観光してよかった」と感じられる内容でした。

参加して感じたこと|よかった点&気になった点を正直レビュー

ここからは、実際に参加してみて感じた「よかったこと」と「気になったこと」を、正直にレポートします。

よかったこと

実際に体験してみて、「これはよかったな」と感じたポイントをご紹介します。

  • オープンデッキが広々として快適
  • 温かいスープとドリンク付き
  • 天候にあわせてルート変更あり
  • ひとりでも参加しやすい雰囲気
  • オーロラ鑑賞の合間にちょうどいい所要時間

まず印象的だったのは、オープンデッキが広くて快適だったこと

3か所あるデッキには自由に出入りできて、写真を撮ったり、風景をじっくり眺めたりと、それぞれ思い思いに楽しめるスペースが確保されていました。

キャビン内の座席はほぼ満席でしたが、デッキに出ている人も多く、混雑を感じることはありませんでした。
参加者は30人前後で、ちょうどいい人数感。リラックスした雰囲気の中で過ごせました。

ちなみに私は1人参加でしたが、他にもおひとり様がちらほら。気をつかわずに参加できる雰囲気だったのもよかったです。

そして、海の上で体が冷えたときにうれしかったのが、ホットドリンクとスナックのサービス
コーヒーや紅茶、ココアに加え、クッキーやチョコレートなども自由に楽しめて、休憩タイムにぴったりでした。

もちろん、ランチのスープも具だくさんで大満足!寒い中で食べる温かいスープは、まさにごちそうでした。


気になったこと

大きな不満はありませんが、参加前に知っておくと安心な点や、少し気になったことを正直にまとめておきます。

  • クルーズ中に観光案内や解説はなし
  • 釣り竿の数が限られている
  • 野生動物に会えるかは完全に運まかせ
  • 窓側の席はデッキへの移動がやや不便

まずひとつ気になったのは、クルーズ中に観光ガイドや解説がなかったこと

ツアーの最初に安全説明はありましたが、そのあとは基本的に自由時間。
フィヨルドや動物の解説がもう少しあれば、より深く楽しめたかも…と感じました。

また、釣り体験に使える竿は6本のみ。
参加者が多いときは、タイミングによっては体験できない場合もありそうです。

本格的に海釣りを楽しみたい方は、同じ会社の別ツアー「極地フィッシング・アドベンチャー」もチェックしてみるといいかもしれません。

この日は残念ながら野生動物との遭遇率はかなり低めで、見られたのはカモメとオオワシくらい。
アザラシやイルカに出会えなかったのは少し残念でしたが、こればかりは自然相手なので仕方ありませんね。

最後にひとつ注意点。
キャビンの座席は3列配置になっており、窓側の席はデッキへの出入りがやや大変です。
写真を撮るなど頻繁に外に出たい場合は、通路側の席を選んでおくと出入りが楽になりますよ。

気になる点はいくつかありましたが、全体としては満足度の高い体験でした。事前に知っておくことで、より快適に楽しめると思います!

予約方法|人気ツアーは事前予約がおすすめ!

トロムソの人気アクティビティ「フィヨルド観光クルーズ」は、旅行前にネットで予約しておくのが安心。
当日は港に集合するだけでOKなので、現地でバタバタせずに楽しめます。

現在、以下の3つの方法で予約できます。
それぞれに特徴があるので、使いやすい方法を選んでみてくださいね。

ツアー催行会社の公式サイトから予約

催行元「Polar Adventures」の公式サイトから、英語で直接予約ができます。

  • 出発48時間前までキャンセル無料
  • キャンセルや変更はメールで対応

公式サイトなので安心感はありますが、手続きがややアナログ(メール対応)なので、その点だけ注意が必要です。

▶ Polar Adventures 公式サイト(英語)


Visit Tromsø(観光局の予約サイト)

トロムソの観光局が運営する英語サイトからも予約可能です。

  • 出発48時間前までキャンセル無料
  • 予約確認や変更はメール対応

観光局が運営しているので、信頼性を重視する人にも◎

▶ Visit Tromsø 公式サイト(英語)

GetYourGuide(日本語対応で手軽)

「日本語で予約したい」「アプリで簡単に管理したい」という方には、GetYourGuideが便利。

  • 日本語でツアー検索&予約できる
  • 出発24時間前までキャンセル無料
  • アプリで予約内容の確認やキャンセルも簡単
  • 時期によっては割引価格になることも

「手軽さ」と「安心感」を重視したい方には、GetYourGuideが一番おすすめです。

▶ GetYourGuideでツアーを予約する(日本語)

🔍 他のクルーズツアーも探してみたい方へ

トロムソ発着のフィヨルド観光クルーズは種類も豊富。
他の選択肢も比較してみたい方はこちらからどうぞ。

▶ トロムソ発クルーズ・ボートツアーを探す

まとめ|トロムソ滞在にぴったりな半日クルーズ体験

今回は、トロムソ発のフィヨルド観光クルーズに実際に参加した体験をもとに、ツアーの流れや雰囲気をお届けしました。

口コミ通り、北極圏らしい大自然の中でゆったりと過ごせる、満足度の高いクルーズでした!

たしかに、海釣りや野生動物観察を「メイン目的」にするには少し物足りない部分もあるかもしれません。
でもそれ以上に、北極圏の自然を気軽に味わえる半日アクティビティとしてとても魅力があります。

こんな方に特におすすめ

✔ フィヨルドの絶景をのんびり楽しみたい
✔ 昼間の時間を有効に使って観光を満喫したい
✔ 子連れ・ひとり旅でも気軽に参加できるツアーを探している
✔ オーロラだけじゃないトロムソの魅力を味わいたい

トロムソを訪れるなら、ぜひフィヨルド観光クルーズも旅のプランに加えて、北極圏ならではの静けさと美しさにふれてみてくださいね。

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