【スヴァールバル諸島】ロングイェールビーンで一度は行きたい特別ディナー2選

スヴァールバル諸島

スヴァールバル旅行で一度だけ“特別なディナー”を入れるなら、まずチェックしておきたいのが、「Huset(フーセ)」と「Gruvelageret(グルーヴェラーゲレ)」です。

どちらもロングイェールビーンでコース料理を楽しめる人気店ですが、魅力の方向性は少し違います。

この記事では、実際に両方のお店を訪れた体験をもとに、料理・雰囲気・料金・アクセスの違いを比較しながら紹介します。

この記事でわかること
  • スヴァールバルで特別ディナーを楽しめるレストラン
  • 料理重視・雰囲気重視での選び方
  • 予約・料金・アクセス・服装の注意点

※メニュー内容や料金、営業時間は変更される可能性があります。
予約前に、各レストランの公式サイトで最新情報をご確認ください。

HusetとGruvelageret、どちらを選ぶ?

選ぶときは、料理を主役にしたいか、空間を主役にしたいかで考えると分かりやすいです。

北極圏らしい食材やコース料理をしっかり楽しみたいなら Huset。
炭鉱の歴史が残る空間で、スヴァールバルらしい雰囲気まで味わいたいなら、Gruvelageretがおすすめです。

比較ポイントHusetGruvelageret
魅力北極圏の食材を使った料理体験炭鉱の歴史を感じる空間体験
雰囲気洗練された特別感木の温もり・隠れ家感
価格帯かなり高め高め
アクセス中心部から少し離れる中心部からさらに離れる
予約事前予約が必須事前予約が必須
こんな人に◎料理を旅のハイライトにしたい人雰囲気を重視したい人

初めてのスヴァールバル旅行で1店だけ選ぶなら、北極圏らしい食材をコースで楽しめるHusetは特別感があります。

一方で、ロングイェールビーンの炭鉱の歴史や、少し隠れ家のような空間に惹かれるなら、Gruvelageretも満足度の高いレストランです。

どちらも「安く食べる店」というより、旅の中で一度入れる特別ディナー向き。
予算や旅程に合わせて、何を重視したいかで選ぶのがおすすめです。

Huset|北極圏の食材を味わうファインダイニング

雪山を背景に建つロングイェールビーンのHusetレストラン

ロングイェールビーンを代表するレストランのひとつが、Huset(フーセ)です。

Husetは、北極圏らしい食材を使ったコース料理を楽しめるファインダイニング。

単に“高級な料理を食べる”というより、スヴァールバルの自然や食文化を、ひと皿ずつ味わうような体験ができます。

なお、Husetは2026年に店内がリニューアルされています。
この記事内の写真や料理の感想は、訪問当時の体験としてご覧ください。

Husetはどんなレストラン?

Husetは、1951年に建てられた歴史ある建物の中にあります。

もともとはレストラン専用の建物ではなく、郵便局や映画館、学校など、ロングイェールビーンの人々が集まる多目的な場所として使われてきました。

現在は、北極圏の食材を使ったコース料理を楽しめるファインダイニングとして、現地在住者にも特別な日に選ばれるレストランです。

Husetの特徴

  • スヴァールバルらしい食材を少しずつ味わえるコース料理
  • ワイン・ノンアルコールのペアリング
  • ワインセラーでも知られるレストラン
  • ロングイェールビーンを代表する歴史ある建物
  • 2026年にリニューアルされたダイニング空間

18時の開店直後は私たちともう1組のお客さんだけでとても静かでしたが、19時を過ぎるころには地元の人や観光客も増えて、落ち着きの中にほどよいにぎわいがある空間になっていました。

ロングイェールビーンのHusetレストラン店内

メニュー・料金の目安

Husetは、ロングイェールビーンの中でもかなり高級なレストランです。
気軽な外食というより、旅の中で一度だけ入れる特別ディナーとして考えるとよいと思います。

メニュー・料金の目安(2026年7月現在)
  • 14品のコース料理:NOK 3,100(約49,600円)
  • ワインペアリング:NOK 1,700(約27,200円)
  • ノンアルコールペアリング:NOK 750(約12,000円)
※NOK 1=16円で概算

Huset公式サイトで最新メニューを確認する


実際に訪れて感じたこと

私が訪れたときは、トナカイ、アザラシ、ライチョウ、タラバガニ、クラウドベリーなど、北極圏らしい食材がコースの中に使われていました。

普段の旅行ではなかなか出会わない食材を、少しずつコースで味わえるのがHusetの魅力だと思います。

私が訪れたときは、ノンアルコールペアリングも注文しました。
料理に合わせて特別なドリンクが一皿ごとに出てくるので、お酒を飲まない方でもコース全体をしっかり楽しめます。

訪問時のメニュー例を一部紹介します。

※以下は私が訪れた当時のメニューです。
現在のコース内容とは異なる可能性があります。

  • トナカイのサラミ
  • タラバガニのロリポップ
  • アザラシ肉の燻製
  • ライチョウのロースト
  • トナカイのステーキ
  • ブラウンチーズのアイス、クラウドベリーのムース、ラベンダーのチョコレート
Husetで提供されたトナカイのサラミ
トナカイのサラミ
Husetで提供されたタラバガニのロリポップ
タラバガニのロリポップ
Husetで提供されたアザラシ肉の燻製
アザラシ肉の燻製
Husetで提供されたライチョウのロースト
ライチョウのロースト
Husetで提供されたトナカイのステーキ
トナカイのステーキ
Husetで提供されたブラウンチーズのアイスとクラウドベリーのデザート
ブラウンチーズとクラウドベリーのデザート

デザートまでしっかり構成されていて、最後まで満足感のある内容でした。

料理そのものを旅のハイライトにしたい人にとって、Husetは記憶に残る食事体験になると思います。

Gruvelageret|炭鉱の歴史を感じる隠れ家レストラン

雪の中に明かりが灯るロングイェールビーンのレストランGruvelageret外観

Gruvelageret(グルーヴェラーゲレ)は、ロングイェールビーン中心部から少し離れた場所にあるレストランです。

Husetが「料理そのものを楽しむレストラン」なら、Gruvelageretは「スヴァールバルらしい空間で過ごすレストラン」。

Gruvelageretはどんなレストラン?

Gruvelageretは、かつて鉱山会社の倉庫として使われていた建物を活用したレストランです。

1946年に建てられた建物を復元し、現在はスヴァールバルの炭鉱の歴史を感じられる空間として使われています。

店内は木材を基調とした温かみのある内装で、キャンドルの明かりも印象的でした。

町中のレストランとは少し違い、静かな隠れ家のような特別感があります。

Gruvelageretの特徴

  • 旧鉱山倉庫を活用したレストラン
  • 炭鉱の歴史を感じる内装
  • 中心部から少し離れた静かな立地
  • 木の温もりとキャンドルの明かりがある落ち着いた空間

私が訪れたときは観光オフシーズンで、営業開始直後はとても静かでした。

19時を過ぎるころには他のお客さんも増えてきましたが、それでも全体的には落ち着いた空間で、ゆっくりディナーを楽しめる雰囲気でした。

キャンドルが灯る木造のGruvelageret店内

メニュー・料金の目安

Gruvelageretは、コース料理をゆっくり楽しむレストランです。
Husetよりは価格を抑えやすいですが、ロングイェールビーンの外食としては高めです。

メニュー・料金の目安(2026年7月現在)
  • 4品のコース料理:NOK 1,350(約21,600円)
  • ワインメニュー:NOK 850(約13,600円)
  • プレミアムワインペアリング:NOK 1,350(約21,600円)
※NOK 1=16円で概算

Gruvelageret公式サイトで最新メニューを確認する


実際に訪れて感じたこと

Gruvelageretで印象に残っているのは、料理そのものだけでなく、建物の中に入ったときの雰囲気です。

かつて鉱山倉庫だった建物の中で食事をしていると思うと、ロングイェールビーンの炭鉱の歴史を少し近くに感じられるような気がしました。

私が訪れたときは、オフシーズン限定の3品コースをいただきました。

※以下は私が訪れた当時のメニューです。
現在のコース内容とは異なる可能性があります。

訪問時のメニュー例を一部紹介します。

  • 軽く焼いたスモークサーモン
  • 豚肉のグリルとキムチ風味のソース
  • アイスクリームとタルトのデザートプレート
Gruvelageretで提供された軽く焼いたスモークサーモンのコース料理
Gruvelageretで提供された豚肉のグリルとキムチ風味のソース
Gruvelageretで提供されたアイスクリームとタルトのデザートプレート

品数は少なめでも、一皿ごとのボリュームがしっかりあり、満足感のある内容でした。

Husetが料理や食材そのものをじっくり楽しむレストランだとしたら、Gruvelageretは空間や雰囲気まで含めて味わうレストラン。

私が訪れたときは大きめのテーブル席が中心だったので、一人で静かに食事をするというより、誰かと一緒にゆっくり過ごす場所に感じました。

炭鉱の歴史が残る空間で食事をしたことまで含めて、旅の記憶に残りやすいレストランだと思います。

行く前に知っておきたいこと|予約・アクセス・服装

Gruvelageret周辺に広がる雪山と谷の景色

ここでは、HusetやGruvelageretに行く前に知っておきたい、予約・アクセス・服装のポイントをまとめます。

どちらも当日にふらっと立ち寄るというより、予約や移動も含めて、あらかじめ予定に組み込んでおきたいレストランです。

予約は旅行前に済ませておくと安心

HusetもGruvelageretも、基本的には事前予約をしておくのがおすすめです。

特に観光シーズンや週末は予約を取りにくいこともあるので、「現地で空いていたら行く」よりも、行きたい日を決めて旅行前に予約しておくほうがいいと思います。

予約前には、各レストランの公式サイトで以下を確認しておきましょう。

  • 空席状況
  • 営業日・営業時間
  • 最新のメニュー内容・料金
  • アレルギーや苦手食材への対応
  • 支払い方法

苦手な食材やアレルギーがある場合は、予約時にあわせて相談しておくと安心です。

また、コース料理は食事に時間がかかるため、ディナーのあとに予定を詰め込みすぎないほうがゆっくり楽しめます。

オンライン予約や最新メニューは、各レストランの公式サイトから確認できます。
Huset公式サイトを見る
Gruvelageret公式サイトを見る


夜はタクシー利用が無難

距離だけで見ると、Husetは中心部から徒歩約30分、Gruvelageretは徒歩約40分ほどです。

「歩けない距離ではない」と感じるかもしれませんが、Gruvelageretはホッキョクグマ対策の安全区域外にあります。

また、冬や極夜の時期は足元が見えにくく、雪道・凍結・強風・悪天候の日もあります。
夜に徒歩で往復する前提で考えず、タクシーを利用するのが無難です。

レストランの予約だけでなく、行き帰りの移動まで含めて予定を立てておくと、当日あわてずに済みます。

タクシー会社の連絡先や、ロングイェールビーン到着後の移動手段は、以下の記事で紹介しています。
スヴァールバル旅行前に知りたい公式サイト・便利サービスまとめを見る


服装は“少しきれいめ+防寒”でOK

HusetやGruvelageretに行くとき、「どんな服装で行けばいいの?」と迷う方もいるかもしれません。

ロングイェールビーンでは、アウトドアウェアや防寒着が日常の服装としてごく自然に着られています。
ヨーロッパの都市部にある高級レストランほど、フォーマルな服装を意識しすぎなくても大丈夫です。

とはいえ、どちらも特別なディナーとして訪れたいレストラン。
清潔感のあるニットやシャツ、きれいめのパンツなど、普段より少しだけ整えた服装にしておくと安心です。

一方で冬や極夜の時期は、服装のおしゃれさよりも防寒が優先。
外ではしっかりしたアウターや滑りにくい靴を選び、店内では脱ぎ着しやすい服装にしておくと快適です。

ちなみに、HusetとGruvelageretには、入口で靴や防寒着を脱いで預けるスペースがあります。

現地の人はアウトドアパンツのまま来る人もいれば、観光客の中にはジャケットやワンピースでしっかりドレスアップしている人もいます。

「少しだけきれいめに気を遣えばOK」くらいの気軽さで大丈夫です。

よくある質問

子連れでも利用できますか?

HusetもGruvelageretも、コース料理をゆっくり楽しむタイプのレストランです。

子連れで利用できるかどうかは、子どもの年齢や外食にどのくらい慣れているかによって変わると思います。

特にHusetは品数が多く、食事時間も長くなりやすいです。
小さな子ども連れの場合は、予約前に所要時間や子ども連れで利用しやすいかを確認しておくと安心です。

現地では、Gruvelageretを小さな子ども連れで利用する人もいます。
ただし、こちらも落ち着いた雰囲気のレストランなので、子ども連れで行く場合は、開店直後など比較的空いている時間帯を選ぶとよいと思います。


一人でも利用しやすいですか?

一人で行けないわけではありませんが、どちらも「さっと食べる」より、時間をかけてディナーを楽しむレストランです。

料理をじっくり味わいたいなら、Husetは一人でも比較的選びやすいと思います。
実際にお一人さまのお客さんも見かけたことがあります。

一方でGruvelageretは、空間や雰囲気も含めて楽しむレストランなので、誰かと一緒に行くほうが楽しみやすいかもしれません。

一人で利用したい場合は、予約時に人数を伝えたうえで、席やコース内容を確認しておくとスムーズです。


ほかにも特別ディナー向けのレストランはありますか?

ホテル「Funken Lodge」内にあるFunktionærmessen Restaurantも、コース料理を提供しています。
現地では、特別なディナーを楽しみたいときの選択肢として人気です。

そのほか、ホテル「Mary-Ann’s Polarrigg」内にあるVinterhagen Restaurantも、北極圏らしい食事を楽しみたいときに、あわせてチェックしておきたいレストランです。


チップは必要ですか?

ノルウェーでは、チップは基本的に必要ありません。

レストランの料金にはサービス料が含まれていることが多いので、HusetやGruvelageretでも、表示された金額をそのまま支払えば大丈夫です。

カード決済時にチップを入力する画面が出ることもありますが、必ず上乗せしなければいけないわけではありません。

まとめ|特別なディナーを旅の思い出に

ロングイェールビーンで特別なディナーを楽しみたいなら、「Huset」と「Gruvelageret」はどちらも魅力のあるレストランです。

北極圏らしい食材やコース料理そのものをじっくり楽しみたいなら、Huset。
炭鉱の歴史が残る空間で、スヴァールバルらしい雰囲気まで味わいたいなら、Gruvelageretがおすすめです。

どちらも気軽に安く食事をする場所というより、旅の中で一度だけ入れる特別ディナー向き。

料金やアクセス、食事にかかる時間も含めて、予定に余裕を持って計画しておくと、落ち着いて楽しめます。

スヴァールバルで過ごす夜に、少し特別な食事の時間を加えたい方は、ぜひ旅程に合わせて検討してみてください。


📝 次に読むなら
特別ディナーをどの日に入れるか迷ったら、3泊4日のモデルコースもあわせて読むと、滞在全体の流れをイメージしやすくなります。